「『やりすぎコージー』は終わるべくして終わった』と番組P

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『モヤモヤさまぁ~ず』『やりすぎコージー』などを手がけるテレビ東京の名物プロデューサー・伊藤隆行が、このたび初の著書『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』を刊行した。数々のヒット番組を手がけてきた彼が説く「自分に素直で、正直に仕事をする」とはどういう意味なのだろう?

「結局は自分に素直にやるしかないってだけなんですけどね。たとえば番組の企画を作る時には『自分が面白い』『これが好きだ』と思ってその考えを企画書という形にして作るんですけど、自分が面白いと思うものを『これ面白くないですか?』って他人に言うのは誰だって恥ずかしいんです。そこに照れが入ってると企画書に嘘書いて持って行っちゃうんですよ。でも、そこでどうしても自分に正直である必要があるんです」

そして、そのようにして生まれた『やりすぎコージー』が終わったことに関して

「終わるべくして終わったと思っています」「『今田・東野がいつまでも深夜でエロをこれからもやってるか?』って考えたら、きっとそうなんじゃないかと思うんです」「『やりすぎコージー』という番組は一つの役割をきちっと終えたという感じですね」

と冷静に語る伊藤Pは、視聴者をびっくりさせるような番組を次々と生み出すヒントとして

「怒られがちなことの中に面白いことがあったりするんですよ。怒られようと思ってやっているわけではないんだけれども、たぶん怒られるだろうなってことはきっと面白い」

と、独自の流儀を説明。「最終的に怒られても自分の責任だよ、とすればいい」と彼一流の仕事術を披露している。

◆『クイック・ジャパン』vol.98(10月12日発売/太田出版)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。