チャリティー続けたサンドウィッチマン 「売名」の声にも大人の対応

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昨年の東日本大震災の直後から、地元宮城出身のサンドウィッチマンの2人は、義援金基金を設立したり、同じ宮城出身のマギー審司や狩野英孝らとチャリティーライブを開催して収益金を全額寄付したりと、復興に向けて様々な活動を行ってきた。しかし活動の中では、やるべきことをやり続ける辛さと、思いを伝える大変さを痛感した場面もあったようだ。

伊達 「たしかに、楽ではなかったですね・・・・・・ちょいちょい批判的な声があるのは知ってます」
富澤 「売名行為でしょ? とか、サンドウィッチマンの笑いで元気なんか出ないよと言われることも正直ありました」

富澤はそうした批判を「おれたちに力がないだけかもしれない」「言いたい人は、どうぞ好きなように言って下さい」と受け流すが、地震の瞬間を被災地・気仙沼で迎えた2人は、こうも語る。

伊達 「津波が街を飲みこんでゆくのを見て、人生観がまるで変わりました。あの光景を見た後、発信の場をもらえている自分らが、震災後のことを伝えたりチャリティー活動しないで、無関係でいられるわけないでしょう? 何もやらなかったらわけわかんない」
富澤 「批判する人たちだって、もしサンドウィッチマンだったら絶対、同じことしますよ」

そして3月7日には、スタジオコントの単独番組『東北魂TV』のDVDが発売された。「ただ、見てくれた人を笑わせることだけに集中した」というこのDVD。伊達は「見た後に、『そういえば東北はまだ支援が必要なんだよな』と、ちょっとでも思い出してもらえたら本望です」と語っている。

◆『クイック・ジャパン』vol.100(2月14日発売/太田出版)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。