美術館の中で桜が満開に! 桜の名画ばかりを集めた美術展

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3月31日(土)より、東京・広尾の山種美術館にて、「桜」をテーマにした展覧会『桜・さくら・SAKURA 2012 ―美術館でお花見!―』が開催される。

山種美術館は、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創始者・山崎種二が個人で集めたコレクションをもとに、1966年、東京・日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館。横山大観、上村松園、村上華岳、奥村土牛、川合玉堂、東山魁夷など、近代日本画を語る上で欠かせない重要な画家たちの作品を有し、収蔵作品は1800点を越えている。

同館は1998年から2009年まで、桜の名所として名高い千鳥ヶ淵の近くに仮移転し、桜の季節に、桜を描いた作品を展示。2009年に広尾に移転した後も、桜を描いた作品を鑑賞したいという要望が多く、今回「桜」を題材とした特別展が開催されることになった。

会場では、「歴史画を描いて居る思いがした」(奥村土牛)、「桜は匂うかのように浮ぶ」(東山魁夷)など、画家たちが桜を表現した言葉を添えながら、桜の名作を紹介。古来より日本人を魅了し続けてきた日本の国花・桜を描いた作品が、美術館を埋め尽くす。

『桜・さくら・SAKURA 2012 ―美術館でお花見!―』は、山種美術館(渋谷区広尾3-12-36 JR・東京メトロ「恵比寿駅」徒歩10分)にて、2012年3月31日(土)~5月20日(日)まで開催。開場時間は10:00~17:00、休館日は月曜日(4月30日および5月1日は開館)。

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日本画の専門美術館「山種美術館」

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。