最新技術で日本古美術の魅力を体感「おもしろびじゅつワンダーランド展」

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現在、東京・六本木の「サントリー美術館」にて、日本の古美術の魅力を伝える展覧会『来て、見て、感じて、驚いちゃって! おもしろびじゅつワンダーランド』展が開催されている。

同展は、ともすれば難しいと思われがちな日本の古美術の魅力を、デジタル技術やアナログ技術などを駆使した様々な展示方法を用いて伝える展覧会。屏風や漆工品、陶磁器といった古美術品は、もともと日本人の暮らしの中で実際に「生活の中の美」として使われてきたが、今回の展覧会では、それらの中から選りすぐったサントリー美術館所蔵の名品約40件が展示されている。

会場では、

「箱の中に入ってみる」模様のプラネタリウム
「作品の空間を感じてみる」ススキ林のアプローチ
「屏風の世界を拡大してみる」京都街中(まちなか)タッチパネル
「登場人物になりきっちゃおう」顔はめパネルなりきりDancers(ダンサーズ)

など、いかにも楽しげな趣向がずらり。国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」の模様をプラネタリウムで眺めたり、美しい舞姫パネルに顔や手をはめ込んで写真を撮ったりと、「来て、見て、感じて…」のタイトルに違わぬ、五感で感じられる展覧会となっている。

『来て、見て、感じて、驚いちゃって!おもしろびじゅつワンダーランド』展は、2012年8月8日(水)~9月2日(日)までサントリー美術館(港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン内)にて開催。開館時間は10時~18時(金・土、8月12日は20時まで開館)、会期中無休。

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来て、見て、感じて、驚いちゃって!おもしろびじゅつワンダーランド

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。