“記録としての映像”を検証する展覧会 東京都写真美術館にて

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12月11日(火)より、東京・恵比寿の東京都写真美術館にて、「記録としての映像」に焦点を当てた展覧会『映像をめぐる冒険vol.5 記録は可能か。』が開催される。

この展覧会は、同美術館が2008年から「映像をめぐる冒険」と題して、映像の5つの基本コンセプトの中から毎年1つを取り上げてきたシリーズの第5弾。これまで「イマジネーションの表現」「アニメーション」「立体視」「拡大と縮小」がテーマとして扱われてきた同シリーズの第5弾は「記録としての映像」がテーマとなっており、「映像は何を記録できるのか?」「何を伝えることができるのか」「そもそも映像は何かを記録することができるのか」について検証している。

展示は、幻灯機の受容と流通から映像史を考察する「通信」、1960~70年代の日本に焦点をあて、同時代の記録映画作品群を検証する「抗議と対話」、廃墟などを題材に、その社会・歴史的な意味を探求していくプロジェクトを展開しているニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニの作品を紹介する「記憶」の3つのキーワードにより構成。同館収蔵の写真、インスタレーション、映像装置、資料など約60点が展示される。

『映像をめぐる冒険vol.5 記録は可能か。』は、2012年12月11日(火)~2013年1月27日(日)まで、東京都写真美術館(目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)にて開催。開館時間は10:00~18:00(木・金は20:00まで。1月2日と3日は11:00~18:00)、休館日は月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜休館)、年末年始(12月29日~2013年1月1日)。料金は一般500円。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。