キーワードは「クールジャパン」 現代芸術家・高嶺格展 水戸芸術館にて開催

カルチャー
スポンサーリンク

12月22日(金)より、茨城県水戸市の「水戸芸術館 現代美術ギャラリー」にて、現代美術家、演出家の高嶺格の個展『高嶺格のクールジャパン』が開催される。

高嶺格は、1968年鹿児島生まれの現代美術家、演出家。現代社会に潜む支配や抑圧のシステムに対して、批評的かつユーモアあふれる作品を発表している高嶺は、2003年にはヴェニス・ビエンナーレに参加、11年~2012年にかけては国内3つの公立美術館で個展『とおくてよくみえない』を開催している。

同展タイトルの「クールジャパン」とは、日本の食からアニメやマンガ、ゲームといった幅広い日本文化を海外に積極的に発信するために日本政府が掲げているブランディングのためのキーワード。高嶺はこの「クールジャパン」のキーワードをアイロニカルに用い、戦後から現在にいたるまで日本人に無意識に働きかけてきたイメージや言葉に焦点を当てたインスタレーション作品を発表する。

『高嶺格のクールジャパン』は、2012年12月22日(土)~2013年2月17日(日)まで、水戸芸術館 現代美術ギャラリー(水戸市五軒町 1-6-8)にて開催。開館時間は9:30~18:00、休館日は月曜(ただし12月24日、1月14日、2月11日、および12月25日は開館。1月15日、2月12日は休館)、年末年始12月27日(木)~2013年1月3日(木)。入場料は一般800円。

※このページの画像はサイトのスクリーンショットです

【関連リンク】
高嶺格のクールジャパン-水戸芸術館

【関連記事】
会田誠展『天才でごめんなさい』に「18禁部屋」が登場
森本千絵がワタリウム美術館にお引越し? ありとあらゆるアイデアの断片を展示
総合プロデューサーは坂本龍一 アートと音楽の関係を探る展覧会
医学部出身の美術家・中ザワヒデキ展「脳で視るアート」

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。