日本の植物学の父・牧野富太郎生誕150年記念展 国立科学博物館にて

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12月22日(土)より、東京・上野の国立科学博物館にて、植物学者・牧野富太郎の仕事を紹介する企画展『植物学者 牧野富太郎の足跡と今』が開催される。

牧野富太郎(1862~1957)は、現在の高知県高岡郡佐川町に生まれ、幼い時から植物に興味を持ち独学で植物を勉強。22歳で上京した牧野は、1889年のヤマトグサをはじめ、94年の生涯で1500種類以上の植物を新種として発表し、約40万枚の植物標本を収集した。牧野は植物の普及活動も熱心に行ない、全国各地で講演会や観察会を実施。その活動は皇室にも及び、1948年には昭和天皇にも植物学のご進講を行なっている。

同展は、今年生誕150年を迎える牧野の仕事と、後の研究者や植物愛好家に与えた影響を紹介する企画展。全国に赴いて未知の植物に学名をつけた牧野の、おびただしい数の標本や文献、精緻な植物図などのほか、牧野が創刊し、現在も刊行されている学術雑誌や、牧野が発表した植物についてその後行われた最新の研究結果などが紹介される。

『植物学者 牧野富太郎の足跡と今』は、2012年12月22日(土)~2013年3月17日(日)まで、国立科学博物館 日本館1階企画展示室(台東区上野公園 7-20)にて開催。開館時間は9:00~17:00(金曜日は~20:00)、休館日は月曜日(月曜日が祝休日の場合は火曜日。12月25日は開館)、12月28日~1月1日。入館料は一般600円。

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植物学者 牧野富太郎の足跡と今

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。