益若つばさ “Milky Bunny”の名で音楽活動する理由とは?

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モデルとしてトップクラスの人気を誇る益若つばさは、2011年から「Milky Bunny」として音楽活動を行っている。昨今、モデル出身ミュージシャンは珍しくないが、彼女の場合、その音楽性は思いっきりロック志向。“益若つばさ”というブランドと一線を画し、Milky Bunnyとして活動する意味は何なのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.107で、彼女はこう語っている。

「周りの人からは『益若つばさの名前で出したほうが売れる』って散々言われたんですけど、それだけは絶対イヤだったんです。モデルでスタートして、流れでバラエティ番組とかに出るようになって、名前が売れたら今度はCDデビューみたいな、そういうノリでやってるって思われがちというか、現にそう思われてますけど。自分としてはそこでケジメをつけたかったというか、ゼロ地点から真剣に音楽をやることに意味があったんです」

「今まで同世代の女の子とか若いママ世代の方たちに支持していただいてきて、それはとても有り難いんですけど、音楽って世代とか性別とか関係ないものだと思う」という彼女。一般的に、女性シンガーにとってその人気の規模や持続力の命運を握るのは同性の支持だが、彼女の視点は真逆だ。

「これまで男ウケというものをまったく考えずに生きてきたんですけど、音楽に関してはそれじゃダメだってことに気づいて。もし『Milky Bunnyの音楽は好きだけど、ライブに行っても周りは女の子ばっかりなんだろうな』って思われたら、きっと男のお客さんは来にくいじゃないですか。だから、音もバンドサウンドに徹底的にこだわって、服のイメージも男の子ウケするものを初めて着てみたり(笑)」

3月にリリースされたニューシングルの『ねぇかまって?』は洋楽的なカラッとした空気感の超キャッチーなギターポップ。すでにアルバム1枚、シングル3枚をリリースしたMilky Bunnyだが、その“手応え”を尋ねると、「これまでモデルやタレントやプロデューサーとして培ってきたことが全部ちゃんと役に立っている」のだそうで、

「私、モデルとしてもタレントとしても、最初の数年は全然ダメで。どっちもちゃんとカタチになるまで3年間かかったんです。だからMilky Bunnyもこれからが勝負っていうか、音楽の世界での知名度はまだまだですけど、そういう地道な闘いは慣れてるんです(笑)」

と述べている。

◆『クイック・ジャパン』vol.107(2013年4月12日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.107

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。