テラハでは恋愛生まれなかった“りなてぃ” 新曲はコテコテのラブソング

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男女6人が海の見える場所でシェアハウス生活をするドキュメント番組『テラスハウス』の住人として、昨年夏から約半年間番組に出演した住岡梨奈の4枚目のシングル『flavor』が、5月にリリースされた。もともと2012年にシンガーソングライターとしてメジャーデビューを果たしていた住岡は、なぜ番組に出ることになったのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.114で、住岡はこう語っている。

「『テラスハウス』に入りたいと思ったのは、恋愛模様よりも、仕事の面を見て面白いなと思ったからです。例えば、グラビアって華やかなイメージだけど、裏ではみーこ(筧美和子)はすごく努力をしている。自分より若い子たちがこんなに頑張ってるんだっていう姿に興味が湧いて、一緒に生活したら刺激になると思ったし、自分は同世代とうまくコミュニケーションが取れないことにコンプレックスもあったんですよ。自分が変わるかもしれないと思って、入居することに決めました」

「オーディションに合格して、2日後にはあの家にいました(笑)」と語る“りなてぃ”。テラスハウスで暮らしたのは約半年間だったが、ミュージシャンとして手に入れたものは大きかったようだ。

「デビュー当時は、自分が歌うのが好きだからやっている、というところで留まっていた気がします。誰か聴いてくれたらラッキーだなって気持ちだったけど、今は聴きたいと思ってくれてる人に届けようという気持ちが強いです。テラスハウスのみんなに歌を聞いてもらって、一緒に歌って、一緒に音楽を楽しめたことが大きいんです。ギターを抱えてうずくまっていた私の心を、みんなが開いてくれたんです」

テラスハウスでは恋心が芽生えなかった住岡だが、5月に発売されたシングル『flavor』は、「ときめき」「恋に恋してる」といった歌詞が散りばめられたラブソングだ。このことについて住岡は、「確かに恋愛に関しては奥手ですけど、私にもこういう気持ちはあるんです」と、説明。

「初めてのデートにウキウキすることで、今まで過ごしてきた当たり前の環境が、キラキラしたものに見えてくる。でも、ホントに好きでホントに会えて嬉しい時って、明るい気持ちだけじゃなくて、ジワーっとくるようなせつない気持ちがあるよねってことも歌いたかったです。私くらいの世代の方は、そういうトキメキを忘れてるような気がするんですよ。その気持を思い出して、今、輝いてほしいんです」

と、歌に込めた思いを説明している。

◆『クイック・ジャパン』vol.114(2014年6月12日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.114

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。