世界にたった2体の「双羊尊」が時空を超えて出会う『動物礼賛』展

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1月10日(土)より、東京・南青山の根津美術館にて、今年の干支である“ひつじ”を始めとする動物をモチーフにした絵画・工芸の作品を紹介する特別展『動物礼讃 -大英博物館から双羊尊がやってきた!』が開催される。

同展のテーマは、「古代中国の動物」「仏教絵画に描かれた動物」「画題になった動物」「生活を彩る動物」の4つ。中国古代の青銅器の名品、日本の仏教絵画や水墨画、屏風絵、陶磁など、いずれも動物がテーマやモチーフとなった作品ばかりが紹介される。

最大の見どころは、世界にたった2点しか確認されていない中国古代の青銅器「双羊尊」だ。口が開いた酒器で高い足を付ける尊は、古代中国で神や先祖を祀る際に用いる器として作られたが、2匹の羊が背中合わせに合体した「双羊尊」は、確認されているのは根津美術館と大英博物館が所蔵する2点のみ。その2点が並べて展示される。

『動物礼讃 -大英博物館から双羊尊がやってきた!』は、2015年1月10日(土)~2月22日(日)まで、根津美術館(港区南青山6-5-1 東京メトロ「表参道駅」徒歩8分)にて開催。開館時間は10:00~17:00。休館日は月曜(1月12日は開館し、翌日休館)。入場料は一般1200円。

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【関連リンク】
動物礼讃 -大英博物館から双羊尊がやってきた!-根津美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。