江戸の名仏師・円空と木喰の仏像が全国から集結 「円空・木喰展」

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2月7日(土)より、神奈川県横浜市の「そごう美術館」にて、江戸時代の仏師・円空と木喰(もくじき)の展覧会『微笑みに込められた祈り 円空・木喰展』が開催される。

円空(1632~1695)は、美濃国(現在の岐阜県)に生まれ、32歳で仏像造りを開始。生涯に12万体が彫られたとされる円空の仏像は、岐阜や愛知を中心に、北は北海道から南は関西まで、多くの寺社などに存在し、現在およそ5400体が確認されている。

一方の木喰(1718~1810)は、甲斐国(現在の山梨県)に生まれ、61歳で仏像造りを開始。円空と同様に全国で仏像造りに励んだ木喰は、80歳で1000体、90歳で2000体の仏像を彫りあげ、現在も720体が現存している。

同展は、円空・木喰の2人の木彫像が全国から集結する、首都圏の美術館では初の展覧会。訪れた土地の木材を使い、江戸の庶民に愛された素朴で優しげな仏像を彫り上げた円空の仏像と、常に微笑みをたたえた柔和な表情から「微笑仏(みしょうぶつ)」と呼ばれる木喰の仏像あわせて約250点が、会場に登場する。

『微笑みに込められた祈り 円空・木喰展』は2015年2月7日(土)~3月22日(日)まで、そごう美術館(横浜市西区高島2-18-1 「横浜駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は10:00~20:00。入館料は大人1000円。

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微笑みに込められた祈り 円空・木喰展

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。