坂本真綾「『攻殻機動隊』はこの先、20年、30年と歴史に残る」
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坂本真綾「『攻殻機動隊』はこの先、20年、30年と歴史に残る」

攻殻機動隊シリーズの最新作にして完結作『攻殻機動隊 新劇場版』が現在公開されている。2013年にキャストもスタッフも一新して始まった『攻殻機動隊ARISE』シリーズで、主役の草薙素子に抜擢されたのが坂本真綾だが、前任の田中敦子からキャストが変更されたことで、どれほどの重圧があったのだろう? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.120で、坂本はこのように語っている。

「田中敦子さん演じる素子は、完璧で隙のない女性だったんです。私は敦子さんがどれほどこのキャラクターを愛していたかを知っていたし……キャストが変わったことにファンの方から批判があることもわかる。だからベースは敦子さんの素子を踏襲しようと。でもどんなに似せようとしても、キャリアも、人間としても、重みが全然違うから、私にあの厚みは出せない。今回の設定じゃなかったら、私にはできなかった」

『ARISE』は、時系列的には最も古い時期を描いており、失敗や葛藤、暴走、そして恋愛などが描かれている。そんなこのシリーズもいよいよ完結を迎えたわけだが、今回の制作現場はどんな状況だったのだろう?

「各々孤独で、居場所もなかった九課の人たちが、今回の新劇場版では本当の意味で『チーム』になって、背中を任せ合えるまでになる。私たち役者も心許ない状況で第1作目のアフレコを迎え、そこからだんだんと結束ができていって……新劇場版では、スタッフもキャスト陣も呼吸の合った収録ができました」

作品に合わせて年齢を重ね、「素子みたいな“強い大人の女”を演じられるようになるなんて、想像もしなかった」と、10代の頃を振り返る坂本。「攻殻機動隊」も彼女も、時の移ろいに合わせて変わってきたが、彼女は、

「『攻殻機動隊』はこの先、20年、30年と歴史に残るタイトルだと思うんですね。物語は、たった数時間で終わってしまう。私たち役者はその数時間しか与えてもらえない。でもそこでやったものはたぶん、ずーっと残る。そう思うと、ふしぎな感じです」

と、語っている。

◆『クイック・ジャパン』vol.120(2015年6月12日発売/太田出版)

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