東日本大震災で被災した美術作品を紹介する展覧会 東京芸大にて

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5月17日(火)より、東京・上野の東京藝術大学大学美術館にて、東北の美術の魅力を紹介するとともに、被災地の美術館や博物館の状況、救援活動などについて報告する展覧会『いま、被災地から -岩手・宮城・福島の美術と震災復興』が開催される。

2011年に発生した東日本大震災は、東北地方の美術館や博物館にも甚大な被害を与えた。そこで全国の美術館からなる全国美術館会議は、被災した美術館や博物館の作品や資料を救出し、さらに多くの芸術家の協力を得てチャリティーオークションを実施。被災地の施設の支援を現在も行っている。

会場には、岩手・宮城・福島が生んだ近現代の芸術家の作品や、震災による被害状況と文化財レスキュー、復興への歩みなどを紹介するパネルが登場。石巻文化センター、陸前高田市立博物館など、津波で被災した施設が所蔵する作品の現状と修復前の比較、作品の救出、応急処置、保護、修復作業の記録などがパネル展示されるほか、原発事故により復興の見通しさえ立たない福島県浜通りの文化財の被災状況やレスキューの状況も紹介される。

『いま、被災地から -岩手・宮城・福島の美術と震災復興』は2016年5月17日(火)~6月26日(日)、東京藝術大学大学美術館(台東区上野公園12-8 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は10:00~17:00。休館日は月曜日。観覧料は当日一般800円。

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いま、被災地から -岩手・宮城・福島の美術と震災復興

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。