絶筆となった自筆原稿や文机も登場 「没後20年 司馬遼太郎展」

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6月2日(金)より、神奈川県横浜市の「そごう美術館」にて、今年で没後20年となる司馬遼太郎の回顧展『没後20年 司馬遼太郎展-21世紀“未来の街角”で』が開催される。

司馬遼太郎は、産経新聞に勤めていた1960年に『梟の城』で直木賞を受賞し、文筆活動の道へ。『竜馬がゆく』『坂の上の雲』といった歴史小説や、『この国のかたち』『街道をゆく』などの紀行・エッセーで「司馬史観」と呼ばれる独自の歴史観を築き、その作品の多くは今も読み継がれている。

同展は、そんな司馬の没後20年を記念し、日本とは何か、日本人とは何かを問い続けた司馬の仕事を改めて振り返るもの。会場は、戦国時代の人々の生きざまから歴史を描く「16世紀の街角」、近代国家へと大きくうねる時代を俯瞰する「19世紀の街角」、日本のあり方を標榜した「21世紀の街角」の3部で構成されており、『梟の城』を執筆した文机、絶筆となった産経新聞連載エッセーの自筆原稿、挿絵、初刊本などが展示される。

『没後20年 司馬遼太郎展-21世紀“未来の街角”で』は、2017年6月2日(金)~7月9日(日)まで、そごう美術館(横浜市西区高島2-18-1 「横浜駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は10:00~20:00。入館料は大人1000円。

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司馬遼太郎展

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。