”禁断”の蘇生研究はどこまで進んでいる?
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科学・歴史・学び

ゾンビのごとく死者が蘇る未来は遠くない? 最新の蘇生研究事情を紹介

Amazonより
『ケトル VOL.38』 ジョージ・A・ロメロ、堀未央奈(乃木坂46)、岡本健、清水崇(映画監督)、花沢健吾

死者が蘇って生きた人間を襲い、次々と人間たちを食い尽くしていく──ゾンビが蘇る要因は自然発生のほか、テレビゲーム『バイオハザード』のように研究や実験の結果意図せず……というケースなど、さまざまなパターンが存在します。蘇生の技術は人間にとって、どこかタブーを感じさせるものですが、実は世界では様々な蘇生方法が研究されています。

たとえば2014年には、米ピッツバーグのUPMCプレスビテリアン病院の執刀医が、致命的な外傷を負った患者の血液をすべて抜いて生理食塩水に置き換え、一度低温の仮死状態にしてから手術などの治療を施すという方法を計画しました。

治療後、血液を体内に戻せば何事もなく蘇生すると考えられています。なんとも大胆なこの方法、実は2005年に犬での実験には成功しており、あとは条件に合う患者を待つだけとのことです。

さらに際どい研究も行われています。アメリカのバイオテクノロジー企業「バイオクオーク」は、脳死からの蘇生は可能と考え、脳死判定された人の脊髄に幹細胞やペプチドなどを注入し、神経への刺激を続けて蘇生させる「リアニマ・プロジェクト」という実験を計画しているのです。

倫理的な問題で実行には至っておらず、もし実行されたとしても、患者は生命維持装置のついた“生ける屍”として分類されるとされています。

◆ケトル VOL.38(2017年8月16日発売)

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