大きな胸を真面目に論考した書『巨乳の誕生』 発売記念イベント開催

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アダルトメディア研究家の安田理央が、“巨乳”に対する社会の受け止められ方の変容について考察した書籍『巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか』(太田出版)を上梓。これを記念して、東京・渋谷の「Loft9 Shibuya」にてトークイベントが開催される。

現代では「巨乳」という形容詞で大きな胸がもてはやされるが、巨乳はいつの時代でも好まれてきたわけではなかった。70年代には、ユニセックスで華奢な体つきこそがファッショナブルだとされ、80年代のAV業界でさえ、胸の大きなAV女優は人気を得ることができなかった。ようやく「巨乳」という言葉が誕生し、一般に普及したのは1990年頃になってから。それまで「ボイン」「デカパイ」「Dカップ」などと呼ばれていた巨乳が“市民権”を獲得したのは、つい最近のことなのだ。

同書は、江戸時代から開国、敗戦、経済成長を経て現在まで、「大きなおっぱい」が社会でどう受け止められてきたのか、その理由と全貌を綿密な調査で明らかにした論考だ。安田は「『巨乳』は古代から求められていたのか」「なぜ春画では乳房が描かれなかったのか」「日本初の巨乳アイドル」「胸の大きい女性は頭が悪いという神話」「男女のカップ表記に対する温度差」「『巨乳』はいつ生まれた言葉か」「非現実的なまでのナイスバディ女優たち」など、あらゆる観点から巨乳について考察。巻末には、1871年から現代までをたどる「巨乳年表」も掲載されている。

『巨乳の誕生』発売を記念して行われるトークイベント『巨乳の誕生 vol.1 やっぱりおっぱいがいっぱいすぎ!』は、安田のほか、Hitomi(Oカップ女優)、塚田詩織(Jカップ女優)、葉月美音(Iカップ女優)、巨乳専門誌『バチェラー』の編集長・白石弘、安田が監修を務めた『原寸大おっぱい図鑑 Ecstasy』のカメラマン・須崎祐次と同編集者の前田絵莉香が登壇。爆乳女優と巨乳の権威たちが、日本の巨乳について真面目に語り合う。

トークイベントは2017年11月26日(日)、Loft9 Shibuya(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS キノハウス1F)にて開催。開場は 18:00、開演は19:00。料金は前売3000円、当日3500円(税込・要1オーダー500円以上)。イベントは18歳未満、および高校在学中の方の入場は不可。入場の際には、身分証(免許証、学生証、パスポート、taspo、住民基本台帳カードなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となる。(文中敬称略)

■書誌情報
「巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか」
http://www.ohtabooks.com/publish/2017/11/17155544.html
著:安田理央
価格:1600円+税
発売:2017年11月18日

【関連リンク】
巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか-太田出版
巨乳の誕生 vol.1 やっぱりおっぱいがいっぱいすぎ!

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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