鉄工所で働く一癖ある工員たちを描く『鉄工所にも花が咲く』 特設サイトがオープン

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『とろける鉄工所』の作者、野村宗弘による新作コミックス『鉄工所にも花が咲く』が12月7日に刊行されるのを記念し、12月5日に特設サイトがオープンした。

『鉄工所にも花が咲く』は、ある街の鉄工所を舞台に繰り広げられる、世代も境遇も異なる人たちによる群像劇だ。野村宗弘は25歳から7年間、地元広島の鉄工所で溶接工として働いた経験の持ち主。作中では、もう何年も家に帰らず、工場で暮らすシゲオ、怒鳴り散らすことがあるため周囲から恐れられている金山さん、日々せっせと働くさわやかな青年のチンくん……一癖ある人たちが織りなす、どこか悲しく、美しい物語が展開され、溶接工としての職務経験を持つ著者ならではのリアルかつ実直な視点で、鉄工所に集う彼らの生活が、ユーモアとペーソスに溢れた筆致で味わい深く描き出されている。

コミックスには、Web連載で好評を博した同名作を全話、およびおまけマンガを収録。特設サイトでは、物語の舞台「(有)メゲタ工業」で働く工員たちを紹介されているほか、全国の書店員から寄せられた反響レビューを随時追加掲載していく予定だ。

【関連リンク】
野村宗弘 『鉄工所にも花が咲く』特設サイト-太田出版

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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