江戸の街はいかにグルメ都市だったか? 「江戸のグルメ案内」展

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1月5日(金)より、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館にて、江戸末期の江戸という街がいかにグルメ・シティであったかをたどる特集展示『「もの」からみる近世「江戸のグルメ案内」』が開催される。

今や東京は世界的にも屈指のグルメ都市。ミシュランガイドに掲載されている星付きレストランの数は世界最多で、テレビのグルメ番組、本屋に並ぶレストランガイド、ネット上の口コミサイトなど、巷にはグルメ情報が溢れかえっているが、江戸時代から江戸は一大グルメ都市だった。現代は「○○ランキング」という企画が大流行だが、江戸時代は相撲の番付に模して物事をランク付けすることが流行しており、有名な料理茶屋の番付が存在。番付や錦絵には、江戸市中の食の名店の情報が描かれている。

今回の催しは、当時の料理茶屋に関する資料をもとに、現在のグルメ都市・東京のルーツとなる江戸のグルメぶりをたどるものだ。会場には、番付をはじめ、葛飾北斎が口絵を描いた“江戸の買い物ガイド”『江戸買物独案内』の食べ物の巻、歌川広重が江戸の著名な料理茶屋を描いたシリーズ『江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし)』、江戸の料理茶屋を始めさまざまな食べ物屋をテーマにした絵双六などが登場。江戸の食文化の豊かさを学ぶことができる。

『「もの」からみる近世「江戸のグルメ案内」』は、2018年1月5日(金)~2月4日(日)まで、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市城内町117 「京成佐倉駅」徒歩15分)にて開催。開館時間は9:30~16:30。休館日は月曜日(祝日場合は開館し、翌日が休館)。料金は一般420円。

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「もの」からみる近世「江戸のグルメ案内」

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。