1万年にわたる壮大な美のうねりを体感する「縄文展」 国宝も勢揃い

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7月3日(火)より、東京・上野の東京国立博物館にて、縄文時代の草創期から末期まで、1万年に及ぶ壮大な美のうねりを追う特別展『縄文―1万年の美の鼓動』が開催される。

縄文時代は、縄目の模様を持つ土器が使用されたことからその名前が付けられ、旧石器時代が終わった約1万3000年前から約1万年間続いた。縄文時代の始まりと前後して氷期が終わったことで、日本列島は温暖な気候へと変わり、現在にも連なる自然環境や景観が誕生。世界的にも類稀なる恵まれた気候と環境のもと、人々は狩猟や採集を行い、土器や石器、土偶や装身具などを作り出した。

この展覧会は、「縄文の美」をテーマに、縄文時代初期から末期まで、東西3000kmにわたる日本列島のさまざな地域で生み出された品を集め、それらに込められた人々の思いや技を堪能するものだ。会場には、「土偶 縄文のビーナス」や「火焔型土器」など、縄文時代の出土品の中で国宝に指定された土偶や土器、全6品が勢揃い。さらに、木で編まれた「縄文ポシェット」、岡本太郎が愛した「深鉢形土器」、重要文化財の「土製耳飾」など、時代と地域を超えた名品が集結する。

『縄文―1万年の美の鼓動』は、2018年7月3日(火)~9月2日(日)まで、東京国立博物館 平成館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金曜・土曜は21:00まで、日曜および7月16日は18:00まで)。休館日は月曜日(7月16日、8月13日は開館)、7月17日(火)。観覧料金は一般1600円。

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縄文―1万年の美の鼓動

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。