NGT48荻野由佳 「あ、もう卒業しよう」と思った“事件”を振り返る

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新潟を拠点とするNGT48は2015年に誕生したグループだが、今年開催されたAKB48世界選抜総選挙で、NGTの荻野由佳が4位に食い込んだ。荻野は昨年の速報(=中間発表)で1位になり、全国のアイドルファンを驚かせたが、当時はどんな心境だったのか? 2018年10月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.140で、荻野はこう語っている。

「もう今までで一番悩みましたよ。どうしようどうしようみたいな。ものすごいんですよ、こんなプレッシャーが来るんだと思って。やっぱり周りからの『誰だコイツ。荻野由佳なんて誰だか知らない!』とか『AKB48の総選挙を壊した!』みたいないろんな言葉がくるわけですよ。そういった言葉とか経済的な面とか考えたら一気にバーッと来て。そのころはまだメンタルがめちゃめちゃ弱かったので、『あ、もう卒業しよう』と思って」

あまりの反響に、「総選挙的にも私がいない方が良かったんだ」「私が壊したんだ」と思い、本当に支配人に相談したという荻野。今ではそれを笑って振り返る余裕ができたようだ。

「両親にも初めて自分の活動の悩みを打ち明けて。最初は考え過ぎて逆に自分が壊れちゃって、空回りして周りが見えなくなってました。でもチームの副キャプテンっていう立場だったから、ここは副キャプテンとしてはちゃんとしないとっていうのもあって、『卒業とかそんなこと言ってんじゃねえよ。恵まれすぎてんだよ、こっちは』と自分に言い聞かせて大丈夫になりました。今考えたらホントにアホだなと思うんですけど」

バラエティ番組で「ファン500人に手紙を書いた」というエピソードを披露したり、大御所タレントに「最近はインスタグラムっていうのがスゴい流行っていて」と発言したりと、マジメすぎるキャラクターが浸透しつつある荻野。卒業も頭をよぎった経験は、彼女の中で貴重な財産となり、その花がいま確実に開きつつあるようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.140(2018年10月25日発売/太田出版)

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クイック・ジャパンvol.140

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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