『Quick Japan』vol.145(太田出版)
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お笑いとバラエティ

霜降り明星せいや ピンでも実績を残す粗品へのメッセージ

Amazonより
『クイック・ジャパンvol.145』 霜降り明星

史上最年少で『M-1グランプリ』を制した霜降り明星の2人は、高校生のお笑いNo.1を決める『ハイスクールマンザイ』で活躍した経歴の持ち主。もともとはライバル関係だった2人だが、当時は相手にどのような印象を持っていたのか? 2019年8月24日発売の『クイック・ジャパン』vol.145で、せいやはこう語っている。

「『ハイスクールマンザイ』で大阪の決勝に上がって、騒がれていたんですよ。その年、僕は出てなくて、“ムカつくな”“絶対俺のほうがいいネタ書ける”という目で見てました。髪もボサボサで、ヘンなトレーナー着てて、引きこもりが家で爆弾作ってるみたいな……。暗い不気味なイメージで、お笑いオタクみたいな感じがしました。将来、一緒にお笑いやっていくとはとても思えなかったです」

その後、粗品は大学を中退し、ピン芸人としてプロになるが、せいやは芸人になることに迷いがあり、結局2人がコンビを組んだのは、せいやが大学3年生の時のこと。2年の経験の差は大きく、いつ解散してもおかしくない状況だったようだ。

「『芸歴初日のヤツが芸歴3年目の粗品にあわせて急に入ってきた。なんやねん?』という風当たりがきつかったし、粗品と比べられて、『あいつなにできんねん?』でしたし。(粗品が)誰と組むのか気になるでしょう? それが素人感まるだしの痩せこけた大学生連れてきて、『誰?』ですよね。

新しい環境ですぐは自分のオモロさ出せなくて、モヤモヤする日々でしたねえ。明日辞めよう、あと1週間は続けよう、大学卒業するまでやって、ムリやったら就活すればええか、とか、自分で保険打たなかったらやっていけへんぐらい、ギリギリでした」

しかも、それだけ悩んでいることを、粗品には一切言わなかったというせいや。ただ、時間が経つうちに、だんだんと自信が持てるようになってきたそうだ。

「(粗品は)毎年のように『R-1』準決勝行って、先にピンで売れるんやろうなとは思ってました。相方の能力を一番認めているし、知っているから『解散してあげたほうがええんちゃうかな?』という思いもありましたよ。でも最初『俺、置いていかれるんちゃうか?』とビビっていたのが、だんだん自分の芸に自信ついてきて、変わりましたね。あいつがピンで売れてもその後を追いかけられるから、先に行ってほしいという考えになったんです」

その後、2017年の『ABCお笑いグランプリ』で優勝し、「コンビを組んでよかったなと涙しました」というせいや。「先に行ってほしい」とは言うものの、いつまでも相方の背中を追いかけるだけで終わるつもりはないようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.145(2019年8月24日発売/太田出版)

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