驚異の一族の驚異のコレクションを紹介 『ハプスブルク展』

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10月19日(土)より、東京・上野公園の国立西洋美術館にて、世界史にその名を残すハプスブルク家のコレクションを紹介する『ハプスブルク展』が開催される。

ライン川上流を発祥地とするハプスブルク家は、13世紀末にオーストリアに進出し、同地を拠点として勢力を拡大。15世紀以降は神聖ローマ帝国の皇帝位を独占し、巧みな政略結婚によって、最盛期には中欧、東欧、スペイン、アジア、南米まで領土を獲得して、「日の沈まぬ帝国」を築き上げた。神聖ローマ帝国の解体後は、オーストリア=ハンガリー帝国を統治。世界史を動かしたヨーロッパ随一の名門家として、その名声は鳴り響いている。

展覧会は、莫大な富と世界中に張り巡らせたネットワークによって集めたハプスブルク家のコレクションを紹介するものだ。同家のコレクションを多数収蔵するウイーン美術史美術館の協力のもと、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点、5章7 セクションで、コレクションを紹介。同家の個性豊かな人物たちを紹介しつつ、蒐集の歴史をたどり、コレクターごと、時代ごとにその個性や傾向を浮き彫りにしていく。

『ハプスブルク展』は2019年10月19日(土)~2020年1月26日(日)まで、国立西洋美術館(台東区上野公園7-7 JR上野駅徒歩1分)にて開催。開館時間は9:30~17:30(金・土は20:00まで。11月30日は17:30まで)。休館日は月曜日(11月4日、1月13日は開館)、11月5日、12月28日~1月1日、1月14日。観覧料金は当日一般1700円。

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ハプスブルク展

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。