『ケトルVOL.50』(太田出版)より
『ケトルVOL.50』(太田出版)より
中国美女漫談

陳暁夏代×YUKARI 日中を行き来する2人が目指すものは?(中国美女漫談)

Amazonより
『ケトル VOL.50』 オダギリジョー、三木聡、今泉力哉、吉岡里帆、大九明子、森ガキ侑大、磯村勇斗、轟夕起夫…ほか

今、注目の国・中国。そのカルチャーシーンをリードするゲストを迎え、自身も日本と中国の背景を持つ陳暁夏代(ちんしょう・なつよ)がリアルな中国に迫る連載がワンテーママガジン「ケトル」にてスタート! 第1回のゲストはビデオグラファーとして活動しているYUKARI(ゆかり)さんをお迎えしました。さらに、2人の漫談はYouTubeチャンネル「中国美女漫談」(https://youtu.be/BJmuajEH5lA )で動画でも公開中です。

 * * *
陳暁:現在は日本でレーベル「OFBYFOR TOKYO」のビデオグラファーとして活躍しているYUKARIちゃんだけど、中国名はなんていうの?

YUKARI:兪佳麗。

陳暁:中国の発音で「ゆーじゃり」……そうか、YUKARIってそこからきてるんだ!?

YUKARI:そう! 中国の日本語の先生がつけてくれたの! 実は中国では中国電信という国営企業でOLをしていて(笑)。

陳暁:(爆笑)。

YUKARI:結局4年もいたんだけど、働いていてつまらなくて、環境を変えようと思って日本語を学んで移住したの。

陳暁:堅い仕事で、今とのギャップがすごい! しかもそこからなぜ日本を選んだの? それまで日本と接点がなかったのに、急に移住する決断ってすごいよね。

YUKARI:でも日本留学の話はよく聞いていたし、移住先として考えた時にも、アジアだからそれ以外の国に比べて住みやすそうかなって。あと、親戚が日本に仕事で行って帰ってくるたびに、いつも楽しそうだったから。

陳暁:いつ来たんだっけ?

YUKARI:2014年、24歳の時。来日して日本語学校に通ったら最年長の生徒だった!

陳暁:受験のために通う高校生が多い場所だもんね(笑)。日本で最初の仕事はどうしたの?

YUKARI:学生の頃はアルバイトしかできないから(※留学ビザの就労条件は学業を阻害しない、原則週28時間以内)、「ゴーゴーカレー」でバイトしてたよ。

陳暁:その頃って日本語は?

YUKARI:全然。だから勢いで電話した!“求人問い合わせの電話のかけ方”を何度も暗記して。日本語は下手だったけど、採用された理由を聞いたら、店長が「君は笑顔がいい、元気がある」って。

陳暁:それはわかる! 私が知り合ったのは去年で、会うたびカメラを抱えていたから映像の人の印象だったけど、本格的に仕事を始めたのはいつから?

YUKARI:実は今年。趣味が高じてって感じ。バイトも飲食店から、だんだん映像系の仕事に変えていって、今は本格的に映像を仕事にしてる。悩んだけど……彼氏の話ってしていいの?

陳暁:いいよ。

YUKARI:彼氏が「本当に映像のプロになりたいなら、他の仕事しながらするのは無理だから、やりたいことを全力でやったほうがいい」って言ってくれて。

陳暁:すごく良い彼氏……!! たしかに今の、映像を撮るYUKARIちゃんが一番しっくりくるよ。でも仕事では難しいこともある?

YUKARI:私は意外と人見知りだから、モデルさんに、はっきり指示を出すとか、うまくコミュニケーションとれない時がまだまだあって……。日本語も片言だしさ(笑)。でもこれからは映像作品だけじゃなく、ブランドのアートディレクションとかコンセプト作りとか、もっと仕事の幅を広げていきたいと思ってる。

陳暁:うんうん。私ももっとYUKARIちゃんの個性が出た作品、楽しみだな。YUKARIちゃんが日本に来た2014年から今までって、まさに中国の経済状況がグンと伸びた5年間だったと思うんだけど、周りからの見られ方とか……実感として変化はあった?

YUKARI:それはあんまり感じないかなぁ。でも今、映像の仕事で、主にファッション領域の人によく会うんだけど、最近はすごく中国のファッションやカルチャー事情について質問される。みんなの関心度が高くて驚く!

陳暁:我々より、詳しい人はずっと詳しいよね!

YUKARI:そうそう! 私もこれからはかっこいい中国も撮りたいし、日中間を行き来できる映像作家になっていけたらと思う。

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■プロフィール
陳暁夏代:内モンゴル自治区出身、上海育ち。幼少期から日本と中国を行き来する。2011年より北京・上海・シンガポールにてイベントを運営。2017年DIGDOG llc.を立ち上げ、日中のエンタメ分野や若年層マーケティングを多く手がける
www.chinshonatsuyo.com

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YUKARI:上海出身。2014年に来日、2018 年ビデオグラファーとしての活動を開始。ストリートライク、かつ、独自の映像スタイルが評価を得て、国内外のファッションメディア・ブランドの広告映像を数々手がけている
www.obf.tokyo
Instagram:@yu.kari7

◆ケトルVOL.50(2019年10月16日発売)

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