『Quick Japan』vol.147(太田出版)
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お笑いとバラエティ

愛すべき“クズ芸人”空気階段 なぜ恥エピソードを包み隠さず話す?

Amazonより
『クイック・ジャパン147』

風俗とギャンブルを愛し、600万円以上の借金を抱えた鈴木もぐら、慶応大学を中退して引きこもり生活を経験し、親から仕送りをもらう水川かたまり──昨年のキングオブコントで決勝進出を果たしたお笑いコンビ「空気階段」は、お笑い界随一の“芸人らしい芸人”としても有名だ。 ラジオ番組『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)では、彼らの失敗や情けないエピソードが包み隠さず明かされるが、なぜ2人は恥をあえて語るのか? 2019年12月26日発売の『クイック・ジャパン』vol.147で、2人はこのように語っている。

水川 「『つらいことがあってもラジオで話せる』っていう環境があることで、ひとつ乗り越えられるようになったっていうのはありますね。彼女にフラれて家がなくなったこととかも、ラジオがなかったら芸人辞めてたかもしれないですよ、メンタル的に。それをなんかもう、嫌ですけど、ラジオで発信されてしまって、それを聴いたリスナーもおもしろがって……」

もぐら 「逃げ道じゃないですけど、そういう支えにはなってると思いますね。やっぱり、普段から嫌なことをつらいことを溜め込んで、吐き出す場所がなかなかないじゃないですか。『また今日もカラオケバーで腹パンされたよ』みたいな(笑)」

つらいことがあっても、それを吐き出せる場があることが良かったという2人。人となりを知られることでもらえた仕事も多いそうで、自ずと他人のダメな部分にも温かくなっているそうだ。すべてをさらけ出すことが、芸人としての存在感につながっている彼ら。はたから見れば“ダメ人間”の2人だが、彼らのメッセージは心に響くものがある。

水川 「大抵の人は、どこかで自分でセーブをかけるじゃないですか。もぐらを含め、それを行き切っちゃった人たちはどん底を見てるから強いんですよね」

もぐら 「だからね、もっとみんな好きに生きればいいんですよ。めちゃくちゃ借金があるとか、何回も離婚したとか、これまでいろんな人に会ってきましたけど『いや、それはダメだろ!』とは言えないですよね、やっぱり」

唯一無二のキャラクターにより、“ネクストブレイク芸人”として名前の上がることも多い空気階段。愛すべきはぐれ者の彼らが、お笑い界に風穴を開けて旋風を巻き起こす日は、着々と近づいているようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.147(2019年12月26日発売/太田出版)

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