『法隆寺金堂壁画と百済観音』展 貴重な壁画と門外不出の仏像が東京に

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3月13日(金)より、東京・上野の東京国立博物館にて、特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』が開催される。

この展覧会は、世界遺産にも登録されている法隆寺(奈良県生駒郡斑鳩町)に描かれた法隆寺金堂壁画および、法隆寺が所蔵する国宝・百済観音を紹介するものだ。法隆寺金堂壁画は、今からおよそ1300年前の飛鳥時代に描かれたが、1949年の金堂修理中に火災が発生し、大半が焼損。これをきっかけに翌年、文化財保護法が制定された。

会場では、焼損する前の模写や、焼損後に再現された現在の壁画、原寸大の写真原板などにより、往時の美をたどるとともに、各時代の保存活動を紹介。文化財保護法成立から70年が経った今、時を超えて受け継がれる文化遺産を将来に伝える取り組みの大切さを伝えるほか、法隆寺金堂内に安置される国宝の「百済観音」「毘沙門天立像」「吉祥天立像」が展示される。壁画は原則非公開、百済観音の出陳は東京では23年ぶりと、いずれも至高の品を見る貴重な機会となる。

特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』は2020年3月13日(金)~5月10日(日)まで、東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金・土は21:00まで)。休館日は月曜(3月30日、5月4日は開館)。観覧料金は一般1200円。

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特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』
特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」-東京国立博物館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。