『ケトルVOL.53』(クレヨンしんちゃん特集/太田出版)
『ケトルVOL.53』(クレヨンしんちゃん特集/太田出版)
映画・演劇・ドラマ

クレヨンしんちゃん映画新作 「6ページの物語」がいかにして映画に?

Amazonより
『ケトル VOL.53』 久野遥子、京極尚彦、小林由美子、曽我部恵一、末吉裕一郎、武田砂鉄、池田エライザ、神谷…ほか

近日公開が予定されている「クレヨンしんちゃん」の映画版の新作『激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』。重要なトピックスとして忘れてはならないのが、今作が劇場版第3作『雲黒斎の野望』から25年ぶりに原作コミックスを原案にしていることでしょう。そのエピソードとはコミックス23巻に掲載されている外伝「ミラクル・マーカーしんのすけ」です。

わずか6ページの物語の内容はシンプル。自分が描いた家族の絵が気に入らなかったしんのすけは、さすらいの画家にどんな絵でも実体化する魔法のペン「ミラクル・マーカー」をプレゼントされます。ぶりぶりざえもんやチョコビなど、しんのすけは次々と絵を実体化させていき、ついには大好きな「ななこおねいさん」を描きます。しかし、画力が足りなかったために本物とは似ても似つかないニセモノのななこ(ニセななこ)が出現してしまいました。

この姿に驚いたしんのすけは思わず逃げ出してしまいますが、トラックに轢かれそうになったところをぶりぶりざえもんとニセななこが身を挺して助けてくれます。しかし、トラックに潰され車道のラクガキとなった彼らは、そのまま消えてしまいました……。その献身的な行動に感動したしんのすけは、「自分の絵をもっと大事にしてやりな」という画家の言葉を思い出し、最初は気に入らなかった家族の絵を持って帰宅するのです。

マーカーがクレヨンに変わっているところ以外は、画家やぶりぶりざえもん、ニセななこといったキャラクターは映画にほぼそのまま採用されています。ここに“ラクガキの王国”という設定を加えたのが、『ラクガキングダム』というわけです。もちろん、お絵かきの道具がクレヨンになったことで新たなドラマも生まれています。ヒントはマーカーは水に強いけど、クレヨンは水に弱いこと……。この先はぜひ劇場で確かめてみて下さい。

◆ケトルVOL.53(2020年4月15日発売)

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