中村明日美子・初のぬりえ本発売 全描き下ろしで美麗な描線を堪能

カルチャー
スポンサーリンク

漫画家・中村明日美子による『中村明日美子おとなのぬりえ』(太田出版)が、10月13日(火)に発売される。

この本は、『Jの総て』、『同級生』シリーズ、『王国物語』、『メジロバナの咲く』、『ダブルミンツ』などの作品で知られる中村明日美子の、「ぬりえとかどうですか」という提案により実現した企画。繊細かつ大胆で、色気あふれる中村明日美子の美麗な描線を堪能できる著者初のぬりえ本だ。

ぬりえのラインナップは、『Jの総て』『ばら色の頬のころ』『コペルニクスの呼吸』『2週間のアバンチュール』『ウツボラ』のメインキャラクターから、初期の名物キャラクター・トースト男爵まで、ため息が出るほど美しいものばかり。中村のモノクロームの世界を、自分好みの色に染めることができる1冊となっている。線画はすべて中村の描き下ろしで、画集として楽しむことも可能。カラーイラストメイキング、ワンポイント解説、カラーイラストギャラリー、「J」の着せかえ人形も付いている。

今年でデビュー20周年を迎えた中村。9月26日からは、東京・池袋のPARCO FACTORYにて、『中村明日美子20年展』も開催される。会場では、人気タイトルから象徴的なシーンを中村自身が選んで解説し、原稿やイラスト画を中心に紹介。原画、筆記用具、学生時代の愛読書やレコードなどの資料が展示される。同会場では、『中村明日美子おとなのぬりえ』が先行発売される。

『中村明日美子おとなのぬりえ』は2020年10月13日(火)発売。1200円+税。

【関連リンク】
中村明日美子おとなのぬりえ-太田出版

【関連記事】
志村貴子原作アニメーション『どうにかなる日々』 新公開日が10月23日に決定
藤原薫の初期傑作『昔の話』『思考少年 上・下』が電子書籍化
『ナガサレール イエタテール』完全版発売 描き下ろしの後日譚も
よしながふみ×雁須磨子対談 マンガ家はどうやって作品を形にしている?

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

関連商品