デジタルネイティブ女子鼎談も最終回
デジタルネイティブ女子鼎談も最終回
眠れない夜はインターネットの話でも

デジタルネイティブ女子鼎談 ミレニアムズの活躍はまだまだこれから

Amazonより
『ケトル VOL.57』 いくえみ綾、ともさかりえ、中村涼子、乙武洋匡、佐藤千亜妃、倉本さおり、加藤茶、北村薫…ほか

塩谷舞・石井リナ・大久保楓、デジタルネイティブと呼ばれる3人による鼎談もいよいよ最終回。情報感度の高い彼女たちでも、変化のスピードの早さには戸惑うこともあるようで……。

◆動画系SNSの隆盛が止まらない

リナ:この連載がスタートしてからの期間だけを考えても、その間にインターネットの世界もだいぶ変わりましたよね。

楓:ここ数年の動画系SNSの盛り上がりは想像以上でした。特にTikTokの勢いはすごい! ちょっと前まではティーンたちがはしゃいでるイメージが強かったんですけど、今はホテルやご飯屋さんを紹介する動画もたくさんあって、幅が広がったなぁと感じます。

舞:プラットフォームの変化と同じくらい、動画系SNSに集まる層も変わってきたよね。YouTubeも解説系の動画など、老若男女が日常的に活用するようなコンテンツが増えたし。これからは高齢者向けYouTuberが流行る! なんて声も。

リナ:わかります。たとえばFacebookはアメリカの大学生の間で人気になってInstagramは写真加工アプリにルーツがあって、というようにSNSは特定の層だけが集まるところから始まりますが、普及すればするほど裾野が広がりますよね。でもTikTokはZ世代の間で人気になったからか性の扱い方も偏ったものもあり、私の価値観だとショックな動画も多いです。

舞:性消費的な色が強いよね。一方で、アメリカではTikTokを通じた政治的な告発も行われていたりするし、それこそもっといろいろな層が入ってくるようになれば変わってくるかも。

◆多様な働き方を許せる世の中を築いていきたい

リナ:もうひとつのジャンルを挙げると、サウナがすごく流行っていますよね。

舞:仕事よりも、生活や健康を大切にする文化が世界規模で浸透してるよね。瞑想や座禅で内省する時間を持つ人が増えているし。少し違うけど、サウナも広義ではそのジャンルなのかも。私の周りでも、これまで仕事一筋だった人ほどハマっています。

リナ:コロナ禍もあって、働き方に対する考え方自体、随分変わりましたよね。体調が悪いことを素直に言いやすくなったり……良い方向に変わっている気がします。

舞:昔は体調崩しても隠し通す美学、みたいなのあったしねえ。

楓:私は今、リモートで働くことが多いんですけど、本当に快適だし体調も良くって。動画編集みたいに1人で完結する仕事はオフィスじゃない方が集中できて、自分のパフォーマンスも上がります。

舞:これまで、オフィスに、交流の生まれやすい環境があることが良いとされていたけれど、それが逆に生産性を下げることもわかって見直され始めているみたい。楓ちゃんはクリエイターだから気が散るのが一番つらいよね。

楓:そうなんです。たまに「オフィスにいてほしい」って言われるけれど、いたとしても、やりとりは大体Slackだし(笑)。

舞・リナ:(笑)。

舞:リモートワークに限らず、ダブルワークとか2拠点活動とか、コロナが終わっても多様な働き方が許される世の中であってほしいよね。

◆ミレニアムズの活躍はまだまだこれから

舞:お勧めされた「Nizi Project」面白かった!

リナ:私もBLACKPINKにハマっちゃった。

楓:やった(笑)。

舞:次は何がお勧め?

楓:映画は『82年生まれ、キム・ジヨン』が気になっています。特にカップルで観に行くとすごく良いんじゃないかと思います。

舞:最近はフェミニズム系の作品が増えているから、彼氏と一緒に観たい彼女と、あまり気乗りしない彼氏……という構図も生まれてそう。だからこそ一緒に観たいんだけど。

楓:そのポイントでいうと一推しはABEMAの「17.3 about a sex」ですね。高校生活を舞台に性や恋愛を取り扱うドラマなんですけど、もし自分が高校生の時に出会っていれば何かが変わっていたかもしれない、と考えさせられました。

舞:私も観たいんだけど、アメリカからだと観られない!(涙)帰国後の楽しみだなぁ。

リナ:『ケトル』がお休みに入るということで、3人で定期的に集まれなくて残念ですね。

楓:寂しいなー。

舞:何年くらい続いていたんだっけ?

リナ:3年弱ですね。

舞:じゃあ、高校入学から卒業までを共に過ごしたのと同じだよね……悲しい。

リナ:そうですよね……。最後は来年の目標を発表して終わりましょうか! しおたんさんの来年の目標は何ですか?

舞:私は「人の話を聞く」ことが目標! お恥ずかしながら承認欲求が強すぎて自分の話ばかりしてきてしまったなぁ、と反省したので(汗)、人のお話を真剣に聞ける人であろうと思っています。次は、楓ちゃんよろしく!

楓:インフルエンサーとしての活動と、ディレクション業の両立をし続けようと思っています。

リナ:結構、長く続いてるよね?

楓:正直、私も意外です(笑)。ただ、インフルエンサーとしての経験が、思いのほか裏方でも役立って楽しいんですよ。それにひとつの活動だけだと、考え方が偏ってくるような気がして怖くて。会社で働くからこそわかったり、忘れないでいられたりする感覚がたくさんあることに気がついたので、それを大切にしようと思っています。将来は複数の肩書で活動ができるような働き方を目指してます。

舞:それはよいね! インフルエンサーのキャリアプランのモデルケースになるかも。

楓:はい! 締めはリナさん、お願いします!

リナ:来年はBLAST inc.として世界を視野に入れた活動をしたいと考えています。たとえば中国だと生理用品の市場規模は日本の30倍もありますから。

舞:全力で応援する! 日本製の生理用品は本当に快適だし、世界中が喜ぶよ!

リナ:ありがとうございます!連載は終わりますが、また読者のみなさんに会えるときがきたらいいですよね。またそのときまで!

【プロフィール】
大久保 楓/元YouTuber。現アパレルブランドLOLIPOPKNIFEクリエイティブディレクター。1999年生まれ。SNS総フォロワー数10万人を超える。18歳での起業も話題に。

石井リナ/BLAST Inc. CEO/SNSコンサルタント。1990年生まれ。『Instagramマーケティング』共著。現在は起業し、動画メディアBLASTの運営を行う。

塩谷 舞/milieu編集長。1988年生まれ。東京とニューヨークの二拠点生活中。大学在学中に『SHAKEART!』創刊。Webディレクター・PRを経てフリーランス。

◆ケトルVOL.57(2020年12月15日発売)

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