向田邦子没後40年イベント 展覧会、舞台、ドキュメンタリーなどで足跡をたどる

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1月14日(木)より、東京・青山のスパイラルにて、向田邦子没後40年特別イベント『いま、風が吹いている』が開催される。

向田邦子(1929~1981)は、まだ女性の社会進出が進んでいなかった時代に編集者を経て、ラジオの構成作家、テレビ脚本家として活躍。約1000本のテレビドラマの脚本を手掛け、『寺内貫太郎一家』『阿修羅のごとく』など、数々のヒット作品を生み出した。さらにエッセイや小説でも才能を発揮し、1980年には直木賞を受賞。一躍、時の人となったが、翌1981年に飛行機事故で急逝した。

同展は、向田の没後40年を記念して、彼女の51年の生涯の軌跡を振り返るものだ。会場には向田の愛用品、生原稿、写真など約300点の資料が登場。彼女が様々な仕事を経てステップアップし、その才能や魅力が開花していった足跡をたどるほか、ドラマ・小説・エッセイ・食など.向田邦子に魅せられた各界の人物が「わたしと向田邦子」を語るドキュメンタリー、舞台『寺内貫太郎33回忌』、向田ドラマでおなじみの楽曲や向田のお気に入りの曲などを奏でるコンサート、トークショーなど、バラエティに富んだイベントが予定されている。

向田邦子没後40年特別イベント『いま、風が吹いている』は、2021年1月14日(木)~24日(日)まで、スパイラル(港区南青山5-6-23)にて開催。開館時間は11:00~20:00。会期中無休。入場料無料(スパイラルホール上演・公演は有料)。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。