『Quick Japan』vol.153は「有吉の壁」特集
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ミニアルバム発表のニノミヤユイ 「ゴールを見つけるのは怖いけど、突き進むしかない」

Amazonより
『クイック・ジャパン153』 ニューヨーク、有吉の壁、水溜りボンド、深川麻衣

16才で声優活動を始め、18才で「ニノミヤユイ」としてアーティストデビューを飾った二ノ宮ゆいが、12月にミニアルバム『哀情解離』をリリースした。タイトルからして“闇”を感じさせるアルバムは、「自分と向き合うのがつらくて、製作中は精神がボロボロだった」そうだが、その真意は何なのか? 2020年12月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.153で、ニノミヤがこう語っている。

「私の作品作りって自分の嫌な部分とかダメな部分に目を向けて、人間性をほじくり返していく作業なんですよ。だから制作しているときとかレコーディング中は、メンタルがズタボロなことが多くて(笑)。それによって本当にやりたいことを出せているので、必要な作業だと思いつつ……いつになったら、この感情から抜け出せるのかっていうのはありますね」

楽曲制作においては、歌詞の原案をアーティストに渡し、それをもとに作詞作曲をしてもらう形を取っているニノミヤ。音楽活動では嫉妬・悲哀・苦悩などを表現してきたが、その過程で得られたものもあったという。

「『私はなんで活動しているんだろう?』とか『求めてくれる人がいるのかな?』など、すごく考えた1年だったので、苦しい気持ちになることが多かったです。先ほどお話しした通り、音楽活動をすることで自分と向き合いすぎてつらくなるんですよ。音楽をやってなければ楽に生きられたのか?と考えたこともあった。だけど自分の苦しい部分を見せることで『ニノミヤだって苦しみながら生きてるし、自分も頑張ってみようかな』と思わせたい。その気持ちが一番大きかったですね」

“自分のことを認められないまま生きてしまった”“闇の感情を拭えていない”となど、自身の感情を率直に語るニノミヤ。しかし苦悩の先には、確実に明るい光が見えているようだ。

「評価と実感が伴わないのが表現の面白いところかもしれないですね。私、声優さんというキラキラした世界を夢みて、16歳でこの業界に飛び込んだけど、思ったよりもめちゃめちゃ厳しい道に入っちゃったんだなって年々感じてて。声優もアーティストも、結局は自分との対峙なんです。ゴールを見つけるのは怖いけど、進むしかない。行けるところまで突き進もうって思います」

ネガティブにも聞こえる言葉を正直に吐露するのは、創作活動と誠実に向かい合っていることの証。行けるところまで突き進んだニノミヤが唯一無二の作品を我々に提供してくれるのは、時間の問題かもしれない。

◆『クイック・ジャパン』vol.153(2020年12月25日発売/太田出版)

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