「あの日」から10年 日本科学未来館の「震災と未来」展で防災・減災を学ぶ

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3月6日(土)より、東京・お台場の日本科学未来館にて、『特別企画「震災と未来」展 -東日本大震災10年-』が開催される。

いまだ多くの傷痕を残している2011年3月11日の東日本大震災からまもなく10年。この展覧会は、あの震災を忘れず、悲劇から学んだ教訓を未来へ伝えるために開催されるものだ。地震列島とも呼ばれる日本では、2月13日にも東北地方で最大震度6強の地震が発生し、交通機関を中心に大きな被害が出たばかり。我々は何をすべきなのか、復興への取り組みや課題、災害に対する備えについて紹介する。

展示は「震災の記憶」「その後の人々が生んだ絆」「未来への課題」の3つをテーマに掲げ、「ZONE1 ~東日本大震災をNHKアーカイブスで振り返る~」では、地震発生後72時間のニュースのダイジェスト映像やプロジェクションによる災害の体感、原発事故の記録や避難所の再現展示を紹介。

「ZONE2 ~あの日 そして明日へ…復興10年のあゆみ~」では、東北の10年におよぶ復興の歩みを、NHKのニュース映像とともに、国内外からのさまざまなサポートや復興にまつわるストーリーをもった品々を集めて展示する。

そして、「ZONE3 ~あなたと未来を考える~」では、仮想空間の中で災害時に迫られるさまざまな選択を体験するコーナーや、ニューノーマル時代における感染症や災害対策、日本中で生み出された「みんなの防災アイデア」などを紹介。“他人事”ではなく“自分のこと”として災害を捉える展示となっている。

『特別企画「震災と未来」展 -東日本大震災10年-』は、2021年3月6日(土)~3月28日(日)まで、日本科学未来館(江東区青海2-3-6 新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」徒歩4分)にて開催。開館時間は10:00~17:00。3月9日、16日は休館。入館料は無料(事前予約制)。

【関連リンク】
特別企画「震災と未来」展 -東日本大震災10年--日本科学未来館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。