『クイック・ジャパン154』はaiko特集
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新アルバム発表のaiko「ちゃんと前を向いた気持ちを曲にすることができた」

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『クイック・ジャパン154』 aiko

aikoの2年9か月ぶりのニューアルバム『どうしたって伝えられないから』が、3月3日にリリースされた。今作は新型コロナウイルスの感染拡大により、アーティスト活動が大幅に制限される中でのアルバム制作となったが、aikoはコロナ禍をどのように過ごしたのか? 2021年2月26日発売の『クイック・ジャパン』vol.154で、aikoはこう語っている。

「みなさん同じだと思うんですけど、ほんとにこんなことになるとは思っていなかったのでビックリしていますね。同時に、そうしなくちゃいけないからっていうのもあるけど、人間は順応していくものなんだなって思ったりもしています。最近は感染防止を徹底しながらこうやって少し家を出て、取材や撮影をしていただくことができているので、それはもう自分にとってはご褒美のようなものですね。それくらい去年は全然、家から出ていなかったので」

コロナの状況が一気に悪化した昨年の3月から5月にかけては気持ちが落ち込み、「お酒飲んでヤサぐれていた(笑)」こともあったというaiko。しかしステイホームが長引いたことは、曲作りに良い影響を与えたという。

「自分自身と向き合うということに関して言うと、私の場合は曲を作ること自体はそういう意味合いを持っているんですよ。だから曲を作ってる最中には、自分としっかり向き合うことができていたと思いますね。自分的にいい曲ができたなって思えたときは、飛び上がるくらいの幸せを感じていたし、逆にそれが上手くいかないときは谷底に突き落とされたような絶望感を味わうことになるっていう(笑)。コロナの最中は余計にそういう感覚が強かったです」

今作のラストには、まるで“終わり”を意識したかのような『いつもいる』という曲も収録されている。ある程度年齢を重ね、コロナ禍を経て、“命”というものを意識するようになったのだろうか?

「以前よりは考えるようになったと思います。子供のころは『マジ無敵やし!』っていう感じでしたけど、人間は死ぬんやな、いつか終わるんやなってやっと最近思えるようになったところはあって。でもね、それを私は悲観的に受け止めたくはないんですよ。終わりが来るからこそ人生は面白いんやと思うんです。だからこそ、やりたいことをめいっぱい楽しもうって。そのあたりの感情はこの曲をはじめ、今回いろんな部分に出たような気はしますね。

アルバム曲のほとんどはコロナ禍真っ最中に書いたんですけど、それでもちゃんと前を向いた気持ちを曲にすることができたっていうことは、私はここからもしっかり生きていきたいんだと思います。アルバムを聴いてそう思いました」

コロナの状況はまだまだ予断を許さないが、困難もしっかり糧にして前に進んだaiko。アルバム発売を機に、再び全力で駆け出す準備は整っているようだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.154(2021年2月26日発売/太田出版)

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