「夢」が禁じられた未来から、
現代にタイムスリップした双子の兄弟・アリスとキルト。
国民的オーディション番組の落選組によって結成された
弱小6人組ボーイズグループに加入したふたりは、
あらかじめ運命づけられた解散の日を迎えるまで束の間の夢を見る。
しかし、バンコクでのフェス出演をきっかけに、
運命は少しずつ変わり始めた――。

単行本

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IDOL
著:町屋良平
発売:2026.4.7
ISBN: 978-4-7783-4122-0
仕様:四六判/ソフトカバー/352ページ
全国書店、Amazon等の通販サイト、電子ブックストアにて発売
登場人物紹介

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キルト
70年後の未来から来た過去研究者。この時代の「アイドル」に憧れ、双子の兄であるアリスを誘ってオーディションに参加。エコブラのメンバーとなる。たんたんと努力を続けることができるが思ったことをそのまま口に出す傾向があり口が悪い。スイーツ好き。

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アリス
70年後の未来から来た過去研究者。双子の弟であるキルトに誘われ、とあるボーイズグループオーディションに参加。落選した者たちで結成されたグループ「8koBrights(エコーブライツ)」通称エコブラのメンバーとなる。個性恐怖症のため、プライベートは白シャツとジーンズだけで過ごしている。過去語マニア。

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レン
ダンス、ボーカルともに圧倒的な実力を誇るいわゆる「天才」気質。だがメンタルが弱く、人に試される場面では実力を発揮することができずオーディションに落ちてエコブラに加入した。他メンバーが全員23歳のところ一人だけ19歳のマンネ。両親を早くに亡くしたため、姉の咲世に学費やレッスン費用等を出してもらいオーディションに参加した。一人称が「ワイ」。

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リュウ
エコブラのリーダー。ダンサー出身だが人に教えるのは下手で、俺様気質なところがある完璧主義者。子どもの頃の両親の不幸により弟の十季とともに親戚に預けられ育つ。ダンスや振り付けのセンスに加え、ラップスキル&リリック制作にも定評がある。爬虫類好き。

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シンイチ
エコブラのリードボーカル。ダンスは苦手だが、努力よりノリでこなすタイプ。幼少のころネグレクト気味の環境に育ったため、朝夜菓子パンの生活を送っていたせいか太りやすく肌荒れしやすい。その反動で現在はグループの美容担当として日々さまざまな発信をしている。

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サトシ
ボーカル、ダンス、ラップと器用にこなすオールラウンダー。しかし持ち前のネガティブから器用貧乏と自虐しがちなエコブラのサブリーダー。アイドル活動を両親に反対され、勘当状態でオーディションに参加した。大阪出身。ひょんなことからアリスとキルトが未来人であることを知ってしまう。

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マサ
元エコブラのメンバー。リュウと同じくダンサー出身。警察官僚の婚外子として生まれ、母親に厳しく育てられた。エコブラのデビューに向けた合宿中に、ダンスの覚えの悪いメンバーを名指しで罵倒したすえ、ヤスと大喧嘩し脱退する。それから韓国へ渡り練習生として過ごすも、膝を故障して引退。ヤスにスカウトされ、エコブラのマネージャーとして働くことになる。

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ヤス
元エコブラのメンバー。体力やスキルの不足から初期に脱退し、そこからエコブラをマネジメントする会社「キャッツクレイドル」を立ち上げ、社長となる。どこにいてもコテコテの関西弁を喋る。明るく気の利く性格で、メンバーたちの活動を支える縁の下の力持ち。好物はたこ焼き。
お知らせ
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- 2026.4.12 EVENT 町屋良平×今泉力哉トークイベント開催!
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『IDOL』の刊行を記念して、ゲストに映画監督・今泉力哉さんをお招きしたトークイベントが開催決定しました。奮ってご参加下さい!
■町屋良平×今泉力哉 トークイベント「アイドルを描くこと」
日時:2026年4月25日 (土)14:00〜
場所:青山ブックセンター本店(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山地下2階)
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- 2026.3.28 EVENT 町屋良平×GAI×櫻木みわトークイベント開催!
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『IDOL』と、櫻木みわさん『アカシアの朝』の刊行を記念して、ゲストにGAIさんをお招きしたトークイベントが開催決定しました。奮ってご参加下さい!
■町屋良平×GAI×櫻木みわトークイベント「アイドル、韓国、文学」
日時:2026年3月28日(土)17:30 〜
場所:文豪カフェ 本店(滋賀県彦根市本町2-2-3)
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- 2026.3.13 INFO 『IDOL』特設サイトがオープン!
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芥川賞作家・町屋良平による最新作『IDOL』が、いよいよ4月7日より発売。本作の魅力をご紹介するため、発売に先駆けて特設サイトをオープンしました。コンテンツは順次追加予定です。どうぞお楽しみに!
プロフィール

町屋良平(まちや・りょうへい)
1983年生まれ。2016年『青が破れる』で文藝賞を受賞しデビュー。2019年『1R1分34秒』で芥川龍之介賞、2022年『ほんのこども』で野間文芸新人賞、2024年「私の批評」で川端康成文学賞、『生きる演技』で織田作之助賞、2025年『私の小説』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。他の著作に『しき』『愛が嫌い』『ショパンゾンビ・コンテンスタント』『生活』など。
QJ公式YouTubeにて
インタビュー公開中!
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太田出版・編集部 山本大樹
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感想コメント続々到着!
わたしたちで、
この作品を“発光”させたい。
そう思ってしまいました。
今日から「エコブラ」箱推しです。
同じ夢を見させてください。
紀伊國屋書店 梅田本店
奥野菜緒子さん
キラキラしたステージ、ファンの熱い眼差しを受け激しく踊るアイドル、ボーイズグループの人知れぬ裏側にある彼らの苦悩と夢と人生があった。
輝かしい未来を目指してトップアイドルたちが汗を流す。
どんな未来が待っているのかを知ってしまったとしても、今現在の感情が己を突き動かす。
SF小説なのに、新しいことより今をどう生きるかを知りたい。
無性にオムライスが食べたくなった。
BOOKSえみたす 富士吉原店
望月美保子さん
某オーデションを経て結成されたグローバルダンス&ボーカルグループを推している身としては、登場人物を推しグルのメンバーに当てはめてしまい、とてもリアリティを感じました。
感情移入せざるを得ない場面がたくさんあり、ダンス&ボーカルグループを推しているすべてのオタクに読んで欲しい一冊です。
最後、大号泣間違いなし!
ジュンク堂書店 旭川店
志村容子さん
今までに読んだことのない物語でした。
現代的な部分と近未来な部分が混在する中、何かに向かって全力で立ち向かう姿はキラキラしていて、アリスとキルトを追いかけながら推し活しているような気分でした。
未だかつてない、胸が熱くなる小説!
須原屋 ビーンズ武蔵浦和店
岩谷妙華さん
本当に面白かったです。
思っていた百倍はアツい、まさに「男性アイドルグループ×タイムスリップSF×青春」でした。
それらがすべてきちんと同じ熱量で混ざり合ってるのが信じられない完成度。
「わかる」と「わからない」の狭間で頭がぐるんぐるんするSF特有の快感を味わいながらも、
「俺だー! ハッコウだー! こっちを見てくれ俺のサトシー! お前と同じ時代に生きて俺は幸せだー!」とペンライトを振り回す気分も味わえるなんて意味がわかりません。 サトシ推しです。
ステージの盛り上がりとファンの大歓声が、まるで体に叩きつけられるようにリアルでした。
田村書店 吹田さんくす店
村上望美さん
男性アイドルグループのお話ということしか知らなかったので、冒頭の一行に度肝を抜かれました!
「未来からきた」なんてスケールでかすぎだし、メンバーもそれぞれ難アリすぎないか…?
不安になったけど、、、めちゃめちゃ面白い!
そしてめちゃめちゃアツい!!!
メンバーそれぞれの「アイドル」やパフォーマンスへの向き合い方、メンバー同士のすれ違いと、結ばれた絆の尊さ、…私たちがアイドルグループを推す理由が全部ここにある!
すべてが極まったこの時が永遠に続いてほしいと思わずにはいられなくて、でも絶対にずっと同じではいられないと知ってもいて…。
切ない!!!
アリキルのいる未来の社会も面白かったです。
人の感情も生き方も大きく変わった未来には、それこそなんの「夢」もないけれど、やっぱり楽そうだなと思ってしまう。
世界は幸せとかより「楽」な方に流れていってしまうんだろうなと納得でした。
最後は、わかっていたんだけど、さみしいけど、想像してたよりずっと熱い涙がはじけました。エコブラ、最高です!!!!
紀伊國屋書店 京橋店
坂上麻季さん
町屋良平が「IDOL」!!
しかも「タイムスリップで未来からきた」「双子の男の子が」「ボーイズダンスボーカルグループに加入」とは…!
アイドルに興味ない私でも読まずにいられない魅力に満ちたワード並び過ぎ!
未来に願う事が叶っていたり、無理だったり……考え抜かれた物語。
完璧かつ泣かされます。
滅多に泣かない私を泣かせるとは……町屋良平、スゴすぎる(இωஇ`。)
リブロ 福生店
海老原眞紀さん
人生の中でいくつもあった出会いや選択、決断を思い
“if”の世界を考えても、今いる自分が一番だと思わせてくれる、熱い渦にのまれる。
未来に生まれようと過去に生きようと、抱く夢の熱量に命が輝いている。
マルサン書店 サントムーン店
原田里子さん
70年後にはアイドル自体が消滅? 夢がNG?? オムライスが絶滅??
未来を変えてはいけない未来人アリスの苦悩、もうひとりの未来人が未来を変えているのか?
サスペンスのように犯人探しをしてしまう「鶏が先か卵が先か」のパラドックスにまんまとはまりました。
そしてツボなのはヤシロアキ理論、思わずググってしまった…(笑)
終わり方が最高に青春で覚悟はしてましたが最高に寂しく涙。
喜久屋書店 高岡店
京田裕子さん
「運命」は不可逆。
それでも果敢に挑戦していく生の証しとして表現する「Idol(偶像)」に私たちは惹かれるのかもしれない。
本作はその煌めきと危うさを未来人の視点で鋭く描いた傑作。
マルジナリア書店
小林えみさん
その時はその時ではなく、未来から過去をみたら、運命の行方はわかっているが、その過程が繋がることが必要なんだ。
その新しいアイドルのステージも、苦しみ、必死さ、ぼろぼろになり、悩んだことがあったから、光り輝いたんだ。
天才じゃない人は年月をかけ、その絶えまぬ鍛錬によって変わる。その変わっていくなかで、周りの景色も変わる。
アイドルへの夢に向かう。
アイドルとは何なのか。アイドルとは究極の毒と光をもって描かれていた。
そして青春が詰まっていた。
ジュンク堂書店 滋賀草津店
山中真理さん
芥川賞作家と聞くと純文学をイメージしてしまうので一体どんな話なんだ……と読み始めたら、すごく面白かったです!
アイドルという今の現代ではあたりまえにいる存在が、たった70年で存在しなくなっている。
そしてタイムトラベルができるようになっている…!?
70年先の未来ではタイムトラベルができるくらいなので、科学が発展しているのでしょう。
けれど未来の存在である4人ともに、人間としての温かみが残っているように感じました。
そんな彼らだから過去に行ったり興味を持ったりしているのかもしれませんが、科学が発展しても感情がなくなることはないのかなあと思わず考えてしまいました。
またアイドル青春劇としてももちろんおもしろく、未来人が混じっているというイレギュラーはあるものの、アイドルも努力しているということを実感しました。
テレビで見るようなアイドルは生まれ持った容姿や実力が優れているんだろうなと考えてしまうけれど、実際には努力した人だけが残り、テレビに映ったりしているのかと、考えればわかるのですが物語として読むとより考えさせられました。
推す側の小説である『イン・ザ・メガチャーチ』と、推される側のアイドルが主役の本作。並べておきたい作品だなと思いました。
くまざわ書店 調布店
山下真央さん
アイドルは「永遠のあこがれ」とも言いますが、まさか未来人ですらもその光に焦がれてしまうとは……!
アリスとキルトの「未来人らしさ」に漂うSF感に反してアイドル活動の描写やファンダムの反応はリアルで、そのアンバランスさから目が離せませんでした。
ラストシーンの熱量はまさしくドームライブの熱気!
ときわ書房 本店
櫻庭慶さん
「努力に目が眩む」
すごい言葉に出会ったと思った。
「努力をする」でも「努力を厭わない」でもない。
夢に近づくためには限界を超えてでもズルをしてでも、努力をせずにはいられないという並々ならぬ覚悟と抑えきれない音楽への没頭がそこにはあった。
夢や個性や努力を知らなかった若者がアイドルを夢見て成長し、音楽を通してバラバラだった仲間とひとつになり、ステージ上での一瞬の煌めきのために泥臭い努力を重ねて自分やメンバーの個性を愛していく。
純度の高い「アイドル」の姿がそこにはあった。こんなの推すしかない。
くまざわ書店 西新井店
塩里依子 さん
アイドル×未来人×歴史改変!
すごい詰め合わせです!
ベースはアイドルとしてスターダムへ向かう話。
しかし未来人目線なのでひと味違う!
唯一無二のアイドル小説でした!
作中にも出てくるBTS「IDOL」を聞きながら楽しむのがおすすめです。
未来屋書店 水戸内原店
大谷さん
70年もの時を越えてアイドルとして舞台に立ち、メンバーとの交流の中で未来人としての葛藤や「個性」の悩みにぶち当たる。
彼らからすれば過去を、読者からすれば現代の世界を生きる姿がいかにも青春という感じで眩しかったです。
「やっぱ「おもしろい」ってなんてインモラルで暴力的で「おもしろい」んだろう」という一文がなぜだか妙に刺さりました。
未来屋書店 東員店
小山遥加さん
いまだかつてないタイムトラベルSF近未来小説の誕生です。
70年先の未来から双子の兄弟がボーイズグループを結成する。
なんと奇想天外な物語なんでしょうか?
ステージでの苦難、苦労が見ていて応援したくなる傑作物語でした。
あなたもぜひ読んで、この奇想天外な物語に浸ってください。
くまざわ書店 南千住店
鈴木康之さん
ものすごく「今」を描いているけれど、
70年後の未来人から見た「現代」で、
夢、努力、嘘、小説…
考えたことがないような捉え方が新鮮でした。
面白い!
未来屋書店 加西北条店
尹悠子さん
アイドルグループに加入する70年後の未来からきた双子…
未来では個人の感情を自在に操り、人間らしい心が失われているようだった。
それを上回る120年後、AIに支配されてしまう世界に恐怖がある。
グループとして活動し今まで経験してこなかったことは、遺伝子に残されている本能が思い出させていくようだった。
人として生きる感情を思い出す。
未来屋書店 武蔵狭山店
柴田路子さん