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世界一のビールを作る日本のビールメーカー 社員はわずか10人

大阪府箕面市に、世界が絶賛する地ビールメーカーがあるのをご存知だろうか? 『エイ・ジェイ・アイ ビア』が作るブランド『箕面ビール』は、ワールド・ビア・アワード(WBA)において2年連続で金賞を受賞し、2011年には"ビールのオスカー賞"ともいわれるブリュワリー・インダストリー・インターナショナル・アワード(BIIA)で世界一のビールになった。「会社」を特集のテーマとして取り上げた12月15日発売の雑誌『ケトル』が、同社を訪れた。

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箕面ビールの工場は、阪急・梅田駅から30分ほど電車で移動した閑静な住宅街の中。工場の入り口には「立呑み処」が用意されており、できたてのビールを飲むことができる。社長の大下正司さんは、地ビール造りのきっかけをこう語る。

「大阪府吹田市で酒屋を営んでいたのですが、1994年の酒税法改正で、ビールの最低製造数量基準が2000キロリットルから60キロリットルに規制緩和されたのがきっかけで、自分でもビールを造ってみようと思いました」

銀行から5000万円の融資を受け、仕込み用タンクを購入。ある晩、普段めったにすることのない外食に家族3人を誘った大下社長は、何も言わずに市内から離れた箕面市の自動車整備工場跡地に家族を連れていき、「明日から俺はここでビールを造る!」と宣言したそうだ。

そして、工場の入り口に設置されたカウンターで飲んでいくご近所のおじちゃん、おばちゃんたちから味の感想を聞いて改良を加え、ついに世界一になった箕面ビール。大下社長は、その秘訣を「最新の装置や、特別な作業などなく、『丁寧に、まじめに作る』だけ」と断言している。

社員数は、バイトとパートを合わせてもわずか10人。熱処理や濾過(ろか)をせず「できたてを味わってほしい」との思いから生産量も多くはなく、世界一でありながらも、輸出の誘いは丁重にお断りしているそうだ。

◆ケトル VOL.04(12月15日発売/太田出版)

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