Eテレ『浦沢直樹の漫勉』で明かされた漫画家の驚異の秘技3選
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Eテレ『浦沢直樹の漫勉』で明かされた漫画家の驚異の秘技3選

普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着し、作品が誕生する瞬間をドキュメントする──そんな漫画ファン垂涎の番組がEテレの『浦沢直樹の漫勉』です。番組ではこれまで数々の大物漫画家たちの秘密が明らかにされてきました。番組で紹介された驚きのテクニックを紹介しましょう。

(1)「『ゴルゴ13』の巨匠はインクをタバコで乾かす」(2015年9月25日放送)

『ゴルゴ13』の作者として知られるさいとう・たかをさんには、「漫勉」の出演以前、「ゴルゴの目だけを描き、後はアシスタントが描いている」という都市伝説がささやかれていました。しかしそれは真っ赤な嘘。ちゃんと本人が描く映像が残っています。

ただ、その描き方は独特。まず下書きはなく、いきなりペンを入れます。しかもインクを早く乾かすために、タバコの火を近付けてしまうのです。ちなみに、絵を焦がしてしまうことはよくあるそうです。

(2)「右利きだと右向きの顔がうまく描けないんです」(2016年9月15日放送)

漫画家にとって定番の悩みのひとつが、右利きの人は右向きの顔がうまく描けないこと。50年にわたって第一線で活躍する池上遼一さんは、この問題を意外な方法で解決しました。

それは左向きで顔を描き、パソコンに取り込んだ画像を反転させてしまうこと。もっとも、これは左右反転させても絵が崩れない超精密なデッサン力がなければ実践できません。大ベテランの圧倒的画力に視聴者の目が釘付けになった回でした。

(3)「トーンに薄墨を使い、作画時間を圧倒的に短縮」(2016年9月29日放送)

『スカイハイ』の高橋ツトムさんはすべての作業を一人でこなします。でもどうやって? 象徴的だったのは絵の立体感を表現するトーンのやり方。まずペンを入れた原稿をトレース台に載せて透けさせ、その上から別の紙を重ねる。そこに薄墨を付けた筆で陰影を作るのです。

2枚の原稿をパソコンで合成すればトーン作業は終了。その間、わずか数分! こうした革新的な制作方法の連発に、浦沢さんも感心しきりでした。

◆ケトル VOL.34(2016年12月14日発売)

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