INTERVIEW FILE 011 咲坂伊緒
Jun 1, 2015

INTERVIEW FILE 011 咲坂伊緒 (漫画家)

PASSPO☆のさこてぃこと槙田紗子さんによるインタビュー連載「マキタジャーナル」。取材や文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です。今回のご登場は、女子のココロをつかみまくる大ヒット漫画の作者、漫画家の咲坂伊緒先生のもとへ。憧れの人を前にした槙田さん、やや緊張しつつ対談はスタート!

編集= 原利彦、北野篤 撮影=小島マサヒロ 文=槙田紗子

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INTERVIEW FILE 011 咲坂伊緒 写真1
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咲坂「ご飯はデリバリーとかあるのでそれで済ませたりしてます。」

槙田 「朝から夜まで描き続けてるんですか?」

咲坂「締め切り前はそうですね。それ以外は寝てます。」

槙田 「たくさん寝るのですね。少女漫画以外で実は描いてみたいものとかありますか?」

咲坂「それはないですねぇ。触れてこなかったので書けるものが少女漫画しかないので。もう少し大人向けとかもやってみたい気持ちはあるんですけど。」

槙田 「咲坂さんといえばキュンキュンする少女漫画♡というイメージなので、ドロドロした恋愛ものとか読んでみたいです。」

咲坂「わかりました!(笑)ドロドロってどういうのですか?」

槙田 「例えば、恋愛の嫉妬からいじめに発展とか(笑)。」

咲坂「ドロドロしてますね(笑)参考にさせていただきます。」

槙田 「あ!すごい聞きたかったことがあるんですけど、『ストロボ・エッジ』の安堂くんと蓮くんだったらどっち派ですか?」

咲坂「2人で比べたら蓮かな。安堂もいい奴ですけどねぇ。」

槙田 「ほぉー!今までの作品の中で、自分の恋愛に置き換えて超タイプなキャラクターとかいますか?」

咲坂「2次元と3次元で結構違いますからねぇ。でも一番理想に近いのはストロボに出てきた団長ですかね。」

槙田 「へぇー!」

咲坂「少ししか出てこないんですけど、男らしくていいなって思います。」

槙田 「そうなんですね。その2次元ならではの少し現実離れしたキュンキュン感みたいなのって何処から得てるんですか?」

咲坂「あまり考えて書いてないなぁ、なんだろう。高校時代の自分の体験とか友達の体験を大げさに書いたりします。普通に書くだけだと少しのっぺりするので。その大げさにする作業が2次元ぽさを出すっていうことなのかな。」

槙田 「なるほど。お友達から恋愛の話を聞いたりはよくするんですか?」

咲坂「人の恋バナ大好きです(笑)」

槙田 「やはりそうなんですね!(笑)最近立て続けに咲坂さんの作品が映画化されているじゃないですか。やっぱり嬉しいものですか?」

咲坂「嬉しかったです。」

槙田 「アオハライドとストロボ・エッジは観てみてどうでしたか?」

咲坂「監督が違うと全然違ったものになるのが面白かったですね。」

槙田 「映画ってどうしても漫画の全てを詰めることはできないじゃないですか。あのシーン使って欲しかったのに!みたいにならないんですか?」

咲坂「あるっちゃあるんですけど、長いコミックスの内容を少しずつ入れればいいわけではなくて、1本の映画として考えてるって思ったらそれは仕方ないですよね。」

槙田 「そうですね。漫画のファンの方はどうしてもモヤモヤするところもあるでしょうね(笑)。」

咲坂「そうですね(笑)。」

槙田 「他の漫画家さんの作品を読んで勉強したりするのですか?」

咲坂「単純に少女漫画が好きなので、勉強というよりは好きで読んでます。」

槙田 「咲坂さんが好きな少女漫画はなんですか?」

咲坂「最近はあまり読めてないんですけど、『イタズラなkiss』とか『ときめきトゥナイト』を繰り返し読んでいます。」

槙田 「私も読んでみます!読者の方に、咲坂さんの作品を読んでどんな気持ちになってほしいですか?」

咲坂「この世界に入りたいって思ってもらうのが一番嬉しくって、あとは読み終わった後にあぁ恋したいなー!って思ってもらいたいです。」

槙田 「めっっっっちゃ思います(笑)。」

咲坂「本当ですか?すごい嬉しい。」

槙田 「最後に読者の方にメッセージお願いします。」

咲坂「最近の子は恋をあまりしなくなったって聞いたりするので、漫画を読んで恋したいって思ってくれたらそのまま現実でも素直に恋してほしいなって思います。」

槙田 「おおおぉお。ありがとうございます!!」

咲坂「ありがとうございました!」

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