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ノンフィクション・人文

ベストセラーの世界史

大原宣久・三枝大修(訳)

『ベストセラーの世界史』 著:フレデリック・ルヴィロワ

価格

2800円+税

判型

四六判

ページ数

456ページ

ISBNコード

9784778313654

搬入年月日
[?]

2013.6.29
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

書籍の説明

ベストセラーはほかの本と何が違うのか?

グーテンベルクの印刷革命以来、読者を熱狂させてきた書物の数々。
『ドン・キホーテ』から『ダ・ヴィンチ・コード』『ミレニアム』まで、欲望・策略・スキャンダルに満ちたベストセラーの運命、その法則を読み解く画期的な論考。


16世紀から現代にいたるまでの、ヨーロッパ、アメリカを中心とする西洋諸国で刊行され、ベストセラーとなった書物(およそ300冊)の世界を旅しながら、その歴史的な変遷と、時代や世相とともに変わるその条件を考察し、ベストセラー誕生の秘密を「書物」「作者」「読者」の三つの観点から分析する。
原著は、刊行直後からフランス読書界で大きな話題をよび、「フィガロ」、「レクスプレス」、「メディアパート」といった有力メディアに書評やインタビュー記事が掲載され、二〇一一年末にはフランスの文芸誌「LiRE」によって「年間最優秀書籍」の一冊に選出された。
書物を愛し、書物にかかわるすべての人に贈る、必読の歴史批評。

(解説・野崎歓)

「ヒットした作品というものは、必ずひどい駄作なのです」。冒頭で引用されるセリーヌの言葉が、作家にとっての問題のありかをいみじくも伝えている。(……)作品の価値がほぼそのまま作品の成功と一致していた古典主義時代とは異なる、現代の作家の姿がそこにある。いまやベストセラーを一方の極とする階層制度が確固として成り立っているのであり、どんな書き手であれいやおうなくその中に位置づけられてしまうのだ。著者はベストセラーを分析することで、文学や書物のよって立つ現代的な制度のあり様そのものを明るみに出そうとする。
(「解説」より)


原注の全文はこちらより閲覧できます(PDF形式)。
notes_bestsellers.pdf

目次

●第一部 書物――ベストセラーとは何か
第一章 大部数の恩寵
第二章 ヒットと時間
第三章 ベストセラーの地理学

●第二部 作者――どのようにしてベストセラーを作るのか
第四章 作家とヒット
第五章 ペテン師たちの小説
第六章 編集者の戴冠
第七章 検閲、万歳!
第八章 書物と映像の婚姻

●第三部 読者――ベストセラーはなぜ売れるのか
第九章 読まなければならない本
第十章 パニュルジュ・コンプレックス
第十一章 安楽の文学

●結論 持続する奇跡

著者プロフィール

1964年生まれ、憲法学者。パリ第五大学教授。著書に憲法学の基本書、専門書のほか、『進歩の創出』『礼儀作法の歴史』『スノビズムの歴史』『贋作コレクター』等多数。近現代ヨーロッパ思想史をはじめ、これまで正面から論じられる機会の少なかった社会通念や社会現象の歴史を取り上げる意欲的な著作を刊行。本書は初の邦訳となる。