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ノンフィクション・人文

怪物執事 英国を魅惑した殺人鬼の真実

村上リコ

『怪物執事 英国を魅惑した殺人鬼の真実』 著:A・M・ニコル

価格

2500円+税

判型

四六

ページ数

328+8(口絵)ページ

ISBNコード

9784778313951

搬入年月日
[?]

2014.4.18
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

書籍の説明

◆似非(エセ)執事が語る華やかな殺人の記録とその検証。
英国を騒がせたシリアルキラーの心理に肉迫するノンフィクション。


◆1978年、スコットランドでひとりの人間が終身刑を言い渡された。
ロイ・フォンテーン--本名アーチボルド・ホールは数々の屋敷に執事として入り込んで金品を盗み、実弟をふくむ5人の人間を殺害した。「執事になりすまして主人を殺す」「著名人との華麗でエロティックな交友関係」「男女問わずとりこにする爛れた性生活」など、彼が獄中から語るスキャンダラスな物語はタブロイド誌をにぎわせ、大衆の興味をそそった。
だが、彼の語る華やかな物語は、どこまでが真実なのか。その謎に、“彼自身の証言”と“事実”の両面からはじめて光を当てる。


◆コリン・ウィルソン『現代殺人百科』や『週刊マーダー・ケースブック』でも取り上げられた異色の“殺人バトラー”の本、本邦初上陸。


【目次】

◆第一部 私はいかにして犯罪をおかしたか――執事が語る

1 才能あるミスター・フォンテーン
2 貴族の素質
3 〈モーブレー・ハウス〉の犯罪
4 いかさまシークとごまかしフィアンセ
5 〈モンタギュー・アームズ〉とヘンリーでの家宅侵入
6 刑務所奉公からお屋敷奉公へ
7 一九六五年 犯罪の宴
8 パークハースト刑務所の看守の一件
9 バーナード
10 ソヴィエト領事館の事件
11 レディ・ハドソン、そしてデイヴィッド・ライト殺し
12 ドロシー・スコット = エリオット殺し
13 三人目の犠牲者 ウォルター・トラヴァース・スコット = エリオット
14 メアリー・コグル殺し
15 最後の殺人―ドナルド・ホール
16 終着地
17 自由の終わり

◆第二部 真実のロイ・フォンテーン 

18 怪物執事 二度目の検証
19 若きロイ
20 性的冒険 その一 ミセス・フィリップス、ポーランドの士官、そしてピカデリー・サーカス
21 〈モーブレー・ハウス〉の犯罪 真相
22 司法との対立 〈モンタギュー・アームズ〉とヘンリーでの家宅侵入
23 性的冒険 その二 本物の政治的スキャンダルの時代
24 崇高なる詐欺
25 実り多き仮出所
26 逃亡の果ての窃盗罪
27 寄せ集めの家族
28 看守への罰 パークハースト刑務所の一件
29 大使館の困惑 ソヴィエト領事館事件
30 性的冒険 その三 メアリー、ルース、そしてヘイゼル
31 第一の殺人 デイヴィッド・マイケル・ライト
32 宴の始まり―ドロシー・スコット = エリオット
33 サイコパスの人質 ウォルター・トラヴァース・スコット = エリオット殺し
34 メアリー殺し
35 ドナルド・マクミラン・トムソン・ホール殺し
36 メディアという命綱 

◆第三部 怪物の誕生 

37 彼はスターに魅せられていたのか?
38 彼は典型的なサイコパスだったのか?
39 でなければ狂っていたのか?
40 来たるべき審判

解説:岸川 靖

著者プロフィール

A.M.Nicol/法律と歴史を学び、1980年にスコットランドで事務弁護士の資格を得る。グラスゴーで働いたのち、西部スコットランドの検察官として12年間勤める。1993年よりスコットランド法廷弁護士。現在も高等裁判所で裁判に携わりながら、犯罪に関する著述を続けている。著書に『マニュエル スコットランドで最初のシリアルキラー』(Manuel: Scotland’s First Serial Killer, Black & White Publishing)など。


【訳者】
村上リコ(むらかみ・りこ)/文筆・翻訳業。著書に『図説 英国メイドの日常』『図説 英国執事』、訳書に『英国メイド マーガレットの回想』(以上すべて河出書房新社)、『図説メイドと執事の文化誌』(原書房)など。19~20世紀の英国文化やメイド・執事の歴史を得意とする。『エマ』『黒執事』など、英国をモデルにしたアニメの考証も担当。

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