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ノンフィクション・人文

価格

1,980円
(本体1,800円+税)

判型

四六版並製

ページ数

320ページ

ISBNコード

9784778317355

搬入年月日
[?]

2021.2.4
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

電子版発売

2021.2.5-

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書籍の説明

近代以降の日本の幅広いポピュラーカルチャー、大衆文化を研究しようとする学生にとって、必読である重要な論考・対談等30篇を集め、論考ごとにガイダンスとなる解説も付したアンソロジー。いわゆるアカデミックな論文ではなく、実際に大衆に読まれ、議論を巻き起こしてきた論考を中心に編集し、収録論文そのものが日本大衆文化の到達点としてあるものばかりを厳選。大学生の教材としてだけでなく、一般読者にも読みやすい、大衆文化論。

【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。

目次

Ⅰ 日本大衆文化の原理と美学
 伴を慕う心 柳田国男
 日本文化の雑種性 加藤周一
 漫画 小林秀雄
 語相論 吉本隆明
 芸術の発展 鶴見俊輔
 教養とはなにか 加藤秀俊
 竪筋横筋之事 入我亭我入
 勉強報告「世界定め」考 津野海太郎
 日本人のはにかみ 石井桃子

Ⅱ 運動する大衆・動員される大衆
 ごろつきの話 折口信夫
 漫画映画論 今村太平
 判官贔屓考──中世小説を中心として── 市古貞次
〝一億総白痴化〟命名始末記 大宅壮一
 ビラ・チラシのナンセンスさ 石子順造

Ⅲ 群れとしての作者 文化的主体としての〈大衆〉
 口承文芸史考 柳田国男
 「国民歌謡」の創造運動 奥屋熊郎
 素人と黒人 夏目漱石
 カットの文法 中井正一
 大衆の知恵 中井正一
 文学の黙読性とラジオ文学 大熊信行
 文学の読者の問題 片上伸

Ⅳ 同時代の日本大衆文化論
 紙芝居の確立 加太こうじ
 interview手塚治虫 珈琲と紅茶で深夜まで… 手塚治虫
 太平記――意志的人間 山崎正和、司馬遼太郎、陳舜臣
〝歌笑〟文化 坂口安吾
 村上龍・芥川受賞のナンセンス─サブ・カルチャーの反映には文学的感銘はない 江藤淳
 日本と私 江藤淳

Ⅴ 都市空間と民俗文学
 変貌する都市のコスモロジー 小松和彦
 ポルターガイストと下女 宮田登

あとがき

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著者プロフィール

*日文研(国際日本文化研究センター)
1987年に設立。日本文化を国際的な視野で、学際的かつ総合的に研究する研究機関。国からの交付金で運営される大学共同利用機関のひとつ。所長が井上章一(風俗史)、専任教授に大塚英志(まんが表現史、近代文学研究)、准教授に磯田道史(日本史学)、助教に呉座勇一(日本中世史)などが所属。

*日文研大衆文化研究プロジェクト
日文研が2016年より小松和彦(日本の文化人類学者、民俗学者。国際日本文化研究センター名誉教授・元所長)を中心に6年計画で展開した大衆文化研究のプロジェクトチーム。編集委員は、伊藤慎吾(中世文学・妖怪研究)、内田力(史学史)、佐野明子(アニメーション研究)、大塚英志(まんが表現史、近代文学研究)からなる。

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