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ノンフィクション・人文

哲学の自然(atプラス叢書03)

『哲学の自然(atプラス叢書03)』 著:中沢新一、國分功一郎

価格

1,760円
(本体1,600円+税)

判型

四六判フランス装

ページ数

248ページ

ISBNコード

9784778313456

搬入年月日
[?]

2013.3.8
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

書籍の説明


3.11以降の新しい「自然哲学」は、「哲学の自然」を取り戻す試みであり、自然も含めた民主主義(まさに「どんぐりと民主主義」! )を目指す運動である。


哲学は、自然について考えること、自然を発見することによって始まった。アリストテレスは最初の哲学者たちのことを「自然について語った人々」と呼び、「神々について語った人々」と区別することで彼らを定義している。(中略)新しい自然哲学は、「自然環境」という意味での「自然」をも含み込んでいなければならない。広い意味でも、狭い意味でも、自然なるものにアプローチする新しい哲学が必要なのだ。――國分功一郎「まえがき」


問われているのは、民主主義とは何かという本質的な問題です。ギリシアの時代から、民主主義には特殊利害を共同利害にすり替えるという問題がつきものです。ギリシアでは奴隷も女性も民主主義から排除されていました。これはいまの民主主義でも同じです。なにせ民衆と動植物が入っていないんだから。――中沢新一「第IV章 どんぐりと民主主義」

☆☆☆

【目次】

まえがき 國分功一郎

第I章〈原子力時代〉から先史(プレヒストリー) の哲学へ
グリーンアクティブともうひとつのインターナショナリズム/原発信仰と「贈与性」の抹消/「市場(イチバ)」から「市場(マーケット)」へ/ハイデッガーの技術論と量子力学/哲学と考古学の出会い/人間と自然の最適解/ラジカリズムと「普通」のこと

第Ⅱ章 新しい自然哲学に向かって
原発に対置されるべき原理とは何か/ハイデッガーと東洋の賢人/ピタゴラス的転回とイオニア自然哲学/幾何学と数学の起源/自然の脱構築不可能性/ラスコー壁画と芸術の起源/二一世紀の自然哲学/祝島モジュールと群島モデル

第Ⅲ章 野生の科学と「不思議の環」
デモと花火大会/脱原発のロードマップ/自然史過程と弁証法/野生の科学と「不思議の環」/「語り得ぬもの」にノックする/社会は複雑だということ/エドマンド・リーチのレヴィ=ストロース批判/ふたたび、人間と自然の最適解について/ニヒリズムを超えて

第Ⅳ章 どんぐりと民主主義
道路問題から民主主義を考える/自然との民主主義と非敵対的矛盾/政治的なものの再興/具体的なものと場所性/民主主義と直観知/後記

あとがき 中沢新一

〈カテゴリー〉

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