文芸書
帯広昭和革命1952
価格 |
2,750円 |
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判型 |
四六判 |
ページ数 |
390ページ |
ISBNコード |
9784778340490 |
2025.7.25 |
書籍の説明
カバーイラスト:安彦良和
戦後の混乱期、開拓地の「悪所」で、女たちの革命が起きていた。
1952年冬、北辺の街・帯広で、色街の女たちの反乱が起こる。自らを縛る不法な借金と、そのために身を売る女たち。この不条理に抗って彼女たちは自由のための旗を振った。時は朝鮮戦争のさなか、この女たちの反乱に、様々な立場の男たちの陰謀が絡みつく。「北海道独立軍」の妄想、「帯広革命都市」宣言。侵攻する北朝鮮特殊部隊を阻止するため、地元の復員兵だった男たちは再び雪原で銃をとる。反乱の末に辿り着いた女たちが見たものは――。
帯広出身の著者が満を持して活写する、「かつてありえたかもしれない」戦後昭和秘史。
※この作品はフィクションです
2025年7月29日(火)発売
著者プロフィール

おおしま・まさひろ 1949年北海道生まれ。「図解でわかる」シリーズ著のインフォビジュアル研究所代表。「宝島」編集者としてキャリア開始、以降各種webメディア開発、媒体創刊、都市プランナーなど多岐に活動。2020年には「東映100年アニメプロプロジェクト」企画コンテストで大賞受賞(https://toeianim-100p.jp/)。本書『帯広昭和革命1952』が小説家デビュー作となる。