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ノンフィクション・人文
闇バイトの歴史 「名前のない犯罪」 の系譜
価格 |
1,870円 |
---|---|
判型 |
四六判 |
ページ数 |
208ページ |
ISBNコード |
9784778340926 |
2025.9.24 |
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電子版発売 |
2025.9.26- |
書籍の説明
それは「案件」か「犯罪」か
タイパ社会に現れた全く新しい犯罪形態「トクリュウ」。
その興隆の過程は、日本社会の構造変化そのものだった。
スキマ時間、リクルーター、兼業、アウトソーシング…
脈々と続く、知られざる世界の「歴史」と「系譜」。
いま、労働と犯罪の境界線は限りなく細くなった。
末端がいくらつかまっても絶対に本体が尻尾を見せることはない。
その構造と実態を詳細に追う。
2025年9月26日(金)発売
【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。
目次
はじめに 犯罪構造の転換期
■第一章 前史――“トクリュウ”の源流 1989~2008
犯罪者たちの狩場
たかがサクラ、されどサクラ
飛ばしケータイの登場
詐欺のオートメーション化
犯罪に手を染める“市民”たち
犯罪者を生む土壌
ネットで集まったサクラたち
■第二章 様々な詐欺システムの盛衰 2008~2013
半グレたちの進出
陰りを見せたオレオレ詐欺
外国への拠点拡張
■第三章 トクリュウ誕生――“呼び名なきトクリュウ”からの進化 2013~
トクリュウたり得る要素
犯罪者の新天地
待てない奴ら
コロナとトクリュウ
二種類のトクリュウ
■第四章 闇バイトのリクルーティング 2022~
生きづらさを埋める手段
リスク多くして益少なし
怖いか? 怖くないか?
仮装身分捜査官とトクリュウに狙われる女性・子ども
トクリュウと連携する外国人犯罪者
日本人犯罪者へのアウトソーシング
ある語学留学生の告白
日本独特の犯罪風土
■第五章 トクリュウへの対峙 2023~
暴力団とトクリュウ
警察とトクリュウ
国民の眼
おわりに
1990年代以降の特殊詐欺/匿名流動型犯罪関連略年表
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メディア掲載情報
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- 2025.10.01 『闇バイトの歴史 「名前のない犯罪」 の系譜』
- Web FRIDAYデジタル/詳細リンク - インタビュー(酒井晋介)
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《”国際トクリュウ”の標的にされている日本人…「行き着く先は臓器売買」「次に流行るのは偽警官詐欺」》
著者のインタビューが掲載されました。
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- 2025.09.26 『闇バイトの歴史 「名前のない犯罪」 の系譜』
- その他 YouTube「著者が語る」/詳細リンク - インタビュー
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《【藤原良が語る】トクリュウの正しい捕まえかた》
著者のインタビュー動画が公開されました。
著者プロフィール

藤原 良(ふじわら・りょう)
週刊・月刊誌や各種webでアウトロー分野の記事を多数執筆。マンガ原作も手がける。万物斉同の精神で取材・執筆にあたる。著書に『山口組対山口組』『三つの山口組』『M資金』(小社刊)、『菱の血判』(サイゾー)など。