太田出版

瓜田純士 瓜田純士

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ある愛の詩

2009.2.22 11:32

いつからだろう

孤独を恐れ


独りを恐れ

痛みを覚え

笑顔を失う


悲しい事などないのに

何故だか涙が出てくる


やっと出逢えたぬくもりを

何故だか自分で突き放し

始めてもらった優しさを


ずっと続くと信じてた


そんな自分に嫌気がさして

それでも人が大好きで


人に逢うのが怖くなり

人を想うと涙になる


なんでかな

なんでだろ

愛したら 愛される

そんな筈はないのに


愛される事を選び

愛する事をゴミ箱に捨て


涙だけを


バケツに流す

そんな自分が

もうすぐ30歳


そんな自分に愛がなく

そんな自分が愛され過ぎ

何で返すか路頭に迷い


抜け出したぬくもりが



小さなライターだった時

たくさん


あっためてくれるかな


消えない火があるのなら

オイルの要らない
Zippoがあるなら

愛と名前がついた


ライターの火をください

熱すぎず

ちょうどいい

ライター


プレゼントしてください


いつからだろう


孤独を恐れ

いつまでだろう

火が続くのは



ずっと消えない火を

誰かください