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百田尚樹の名作『永遠の0』に続き『ボックス!』が電子書籍化!

2020.6.08/一般書


このたび、名作『永遠の0』に続きまして、百田尚樹氏唯一のスポーツ小説『ボックス!』が6月10日に電子書籍版を発売する運びとなりました。
どちらも映画化された大ロングセラー作!
ぜひこの機会に電子書籍版でもお読みくださいますと幸いです。
あらすじとともに、百田尚樹より届いたコメントを以下に掲載します。

◆『永遠の0』

『永遠の0』

【あらすじ】
「生きて妻のもとへ帰る」
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた......。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!

【著者・百田尚樹より】
このたび、私の小説家デビュー作品となった『永遠の0』を電子書籍化することになりました。何の賞も受けなかった『永遠の0』が500万部近くも売れたのは、書店の皆様の応援があったからです。今の私があるのは書店の皆様のお陰だと思っています。そんな書店を応援する意味で、これまで私は基本的に電子書籍にはしてきませんでした。
しかし昨今の新型コロナウイルスの蔓延により非常事態宣言が出され、現在、多くの書店が断腸の思いで休業を余儀なくされています。そのこと自体も悲しいことですが、本を読みたいと思う人たちにとっても悲しみは同様です。コロナウイルスが日本全体を覆う今こそ読書が必要なのに、その本を購入できる場所を失ったのです。
そこで私は自分の小説を電子書籍化することに決めました。作家にとって作品は自分の子供のようなものです。出来のいい子も悪い子も、皆、可愛い我が子です。しかし私にとって『永遠の0』は特別な子です。
この作品が電子書籍で皆さんのお手元に届くことを願っています。

百田尚樹 


◆『ボックス!』上・下

『ボックス!』上・下

【あらすじ】
高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち......。様々な経験を経て二人が掴み取ったものは!?
移ろいやすい少年たちの心の成長を感動的に描き出す傑作青春小説!

【著者・百田尚樹より】
これまで小説は20作品くらい書いてきましたが、『ボックス!』は唯一の青春スポーツ小説です。
また『ボックス!』は作者が最も楽しんで書いた小説です。いや、自分で書いているというよりも、登場人物たちが勝手に動き回り、作者がそれを追いかけているという感じでした。とくに鏑矢の無茶苦茶な行動には、何度笑わせられたり泣かされたりしたかわかりません。
皆さんも、この作品を読んで、過ぎ去った青春時代を思い返してください。

百田尚樹