震災風俗嬢

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ノンフィクション・人文

お試し読みYONDEMILL

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価格	1,650円（本体1,500円+税）
判型	四六判
ページ数	268ページ
ISBNコード	9784778313944
搬入年月日 [？]	2016.3.9 ※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。
電子版発売	2016.5.13-

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書籍の説明

東日本大震災からわずか一週間後に営業を再開させた風俗店があった。
被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した渾身のノンフィクション。

【本文より】
チャコさん(仮名)が相手にした客のほとんどが、地震と津波の被害に遭っていたという。
「家を流されたり、仕事を失ったり。それでこれから関東に出稼ぎに行くという人もいました。あと、家族を亡くしたという人もいましたね」
「えっ、そんな状況で風俗に?」
思わず声に出していた。だが彼女は表情を変えずに続ける。
「そんな場合じゃないことは、本人もわかっていたと思いますよ。ただ、その人は『どうしていいかわからない。人肌に触れないと正気でいられない』って話してました」

【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報＆フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。

第一章瓦礫の先に現れた風俗店
第二章三月十一日午後二時四十六分。そのとき接客中の女の子がいた
第三章誰にも言えない仕事
第四章 PTSDに見舞われて
第五章両親を亡くした風俗嬢
第六章癒しを求める男たち
第七章風俗店主と女の子を繋いだ携帯電話
第八章被災した女子高生、風俗嬢になる
第九章原発事故後、福島の風俗店は……
第十章「忘れてほしくないんだよね」
第十一章震災から五年、あの女の子はいま
アフターアワーズ

メディア掲載情報

2017.08.13 『震災風俗嬢』

新聞朝日新聞／詳細リンク - 書評（七尾旅人）

(ひもとく) 私の闘い自分で動く：2
70億人分の１の声に耳を澄ます
2016.08.19 『震災風俗嬢』

Web ダヴィンチ・ニュース／詳細リンク - 本の紹介（石塚就一）

知られざる被災地のドラマ。風俗嬢から見た3.11後の光景
2016.05.20 『震災風俗嬢』

雑誌 SWITCH Vol.34 No.6／この掲載誌を購入 - 本の紹介（今野英治（今野書店））

連載「本屋のかお」
2016.05.20 『震災風俗嬢』

雑誌週刊読書人 5月20日号／詳細リンク／この掲載誌を購入 - 書評（昼間たかし）

書評掲載
2016.04.21 『震災風俗嬢』

雑誌特選小説 6月号／この掲載誌を購入 - インタビュー（豊島ミホ）

著者インタビュー
震災後の被災地。風俗で働き続けた女の子が見たものは―。
2016.04.20 『震災風俗嬢』

新聞朝日新聞 - 本の紹介

BOOK TIMES欄にて本書が紹介されました。
「東日本大震災被災地の現実に迫るノンフィクション」
2016.04.05 『震災風俗嬢』

雑誌週刊SPA! 4/12・19号／この掲載誌を購入 - 書評

書評掲載
2016.03.12 『震災風俗嬢』

Web LITERA(リテラ)／詳細リンク - 本の紹介（伊勢崎馨）

風俗嬢が体験した東日本大震災と被災地での仕事…癒しを求めてやってくる被災者、お客に救われた風俗嬢
2016.03.10 『震災風俗嬢』

雑誌週刊文春 3月17日号／詳細リンク - 本の紹介

この人のスケジュール表
2016.03.07 『震災風俗嬢』

雑誌週刊ポスト（2016年3月11日号）／詳細リンク - コラム（小野一光）

深層ルポ　震災風俗嬢「ほしかったのはお金だけじゃありませんでした」

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著者プロフィール

小野一光

おの・いっこう/1966年生。福岡県北九州市出身。雑誌編集者、雑誌記者を経てフリーライターに。「戦場から風俗まで」をテーマに北九州監禁殺人事件、アフガニスタン内戦、東日本大震災などを取材し、週刊誌や月刊誌を中心に執筆。著作に『家族喰い尼崎連続変死事件の真相』『完全犯罪捜査マニュアル』(ともに太田出版)、『風俗ライター、戦場へ行く』(講談社)、『東京二重生活』(集英社)、『殺人犯との対話』(文藝春秋)など多数。