『ケトルVOL.53』(クレヨンしんちゃん特集/太田出版)
『ケトルVOL.53』(クレヨンしんちゃん特集/太田出版)
ゲーム・アニメ・コミック

『クレヨンしんちゃん』のシロ 野原家も知らない多種多様な芸の数々

Amazonより
『ケトル VOL.53』 久野遥子、京極尚彦、小林由美子、曽我部恵一、末吉裕一郎、武田砂鉄、池田エライザ、神谷…ほか

国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の主人公・野原しんのすけは、誕生から30年を経て、日本はもちろん、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界中の人から愛される存在ですが、そんなしんのすけが、道端に捨てられていたところを拾ってきたのが雑種犬・シロ。野原家の飼い犬として連載初期から登場し、しんのすけとは親友のような関係を築いています。

家で飼うための条件として、母・みさえと「世話は自分でやること」という約束を交わしていたにもかかわらず、しんのすけがよくエサやりや散歩をサボるため、気が付けば自分でさまざまなことをこなせる器用な犬になりました。例えば、シロが自分でエサを用意する様子は、もはや野原家の日常風景。家族の誰も見ていない間に自分でドッグフードを引っ張り出して食べています。

また、商店街で玉乗りや逆立ちといった芸を披露して集客に協力し、お店の人からエサをもらうこともあります。あるいは、散歩の途中でしんのすけが美人の「おねいさん」について行ってしまった際などは、自分で首輪から抜けて町内を一周し、また自分で首輪をはめて何事もなかったように振る舞います。こうしたシロの多彩な芸を野原家は知らず、散歩をしていない、エサをあげていないと誤解されることもしょっちゅうです。

シリーズが回を重ねるほどにシロの一芸は進化していき、ついには「雨が降ってきたら洗濯物を取り込む」「庭のラディッシュに水をあげて自分で育てる」「しんのすけの代わりに八百屋におつかいに行き、ちゃんと目的の生姜を買ってくる」などといった人間並みの能力を見せるようになりました。ただ、飼い主に似て、かわいいメス犬には目がなく、鼻の下を伸ばしてすぐナンパしてしまう一面もあります。

アニメでは声優の真柴摩利さんがシロの声を担当していますが、真柴さんは風間くんの声も兼任しており、シロと風間くんがメインの第564話「風間くんとシロのお散歩だゾ」では真柴さんの1人2役を堪能できます。ある意味、野原家の誰よりも常識的なシロ。昨年10月に公開されたスピンオフ作品『SUPER SHIRO』では、主人公にも抜擢されており、これからも活躍が期待されそうです。

◆ケトルVOL.53(2020年4月15日発売)

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