クイック・ジャパン編集部ブログ

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日焼けした肩が痛い

2009.6.08


金曜日の夜に若干熱が出た気もしたけど、
気付かないフリで行ってきましたTAICO CLUB@こだまの森。
main.JPG

すいません、長くなりそうです......。

 

◆雨も上がって天気は晴れ。
テントを張ってだらだら飲み始めて
まずはメインステージのZAZEN BOYSに。
zazen.JPG

とにかくすごい人だかり。ZAZENのTシャツを着た人もちらほら。
ライブは圧巻でございました。
4分の7拍子の曲とか、アレンジが複雑な構造過ぎて
踊り狂う感じではなかったのですが、
とにかく向井さんがすごいことをやってるという気迫とカッコ良さは凄まじかった。
本能寺で待ってる!!

 


◆ちょい難解ZAZEN BOYSの次はDaniel Wangの
ゲイパーリーなあげあげディスコ・ハウスを聴きながら、野外音楽堂に上がる。
そこに待つはworld's end girlfriend。
アルバムでは暗いエレクトロニカっていうイメージでしたが、ライブはごつい厚みに生音が
変換されていて、とにかく圧倒される。
そして鳴るキ○ガイな音。怖い。怖いよ~。
でもたまに美メロが入るし、いやいや、今後も聴き続けよう。

 


◆今回は踊れる感じのライブやDJが少なかったからSPECIAL OTHERSも観てみた。
今回のイベントで一番盛り上がっていたと思われます。
相変わらずギターの人の演奏はあんまり上手じゃなくて
音は外すし飛ばすしリズムもたまにちょっとずれるけど、勢いでカバー。
とにかくみんなが笑顔で盛り上がっていて「AIMS」がかかった
瞬間、知らない人とハイタッチしながらジャンプ。
芝生で寝ていたカップルが勢いに圧倒されて撤退していたのが
おかしかったです。踊れば良いのに!!


 

◆寒くなってきたから一度暖を取るためテントでラーメンを食べてから、
向かうはSquarepusher。
pusher.JPG
いやいやいや、大変なことになってました。
90年代後半にテクノやハウスを聴き始めて「Beep Street」を夜車を走らせる時に聴いてた
気持ちよさを思い出す。
この気持ちよさって言うのは最近のハウスのテンポとは
まったく違うザッツテクノなアップテンポで、我を忘れてヘッドバンキング。
隣の外国人が奇妙な揺れ方をしていたことも楽しかったです。
いきなりアメリカンポップみたいなリフを入れる曲ではつい大笑い。
でも基本的にテクノって暗くて一人で入り込んで聴き込んで
踊れる音楽だったということに浸りました。
しかし、トーマスが75年生まれなことに衝撃を受ける。
5歳しか違わない!! うわーお。


 

◆リカルドを観たかったけど眠さがピークに来たので
仮眠を取るつもりが爆睡。いつものお約束ですが。
日曜日もものすごい晴れ。のんびり野外音楽堂に上がって、
毎年恒例のNick the Recordのロングセットに突入。
nick.JPG
だって朝の8時から昼の2時まで6時間ですよ!!
しかもその間ハウスもテクノもジャズもソウルもディスコも
縦横無尽にかけまくるんですよ!!
そして基本的にメジャーコードの緩やかに踊れる曲ばかり。
早速裸足になって芝生を踏みしめながら踊り狂うのです。
foot.JPG
踊り方はあなたの自由。
そう言われているかのように相変わらずヘッドバンキング
する人もいれば、沖縄民謡を踊るような人もいれば
飛び跳ねてる人もいれば、犬を散歩させてる人もいて。
でんぐり返ししてる人もいて、フリスビーやってる人もいて、
ハンモックで寝てる人もいて。でもそのすべての空間を
ニックのレコードが満たしていて。
嗚呼、幸せな空間です。
いつの間にか痛かった喉も穏やかになって、熱も下がっていて
幸せな気持ちが自分の中に満ちていることに気付く。


 

◆今年も行って良かったなァ~と溜息をついちゃうような
幸福な2日間だったのですが、唯一の問題は
調子に乗ってノースリーブでいたために焼けてしまった肩の痛さ。
この日焼けの跡がなくならないうちにまた違うフェスに
行かなくちゃ。

◆ということで、今日はフェスではなく
クラムボンのライブに行ってまいります!!
いや、仕事もしてるんですけど......。


七井