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ノンフィクション・人文

図解でわかる 14歳から知る日本人の宗教と文化

価格

1,650円
(本体1,500円+税)

判型

B5

ページ数

96ページ

ISBNコード

9784778318727

搬入年月日
[?]

2023.6.23
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

電子版発売

2023.6.27-

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書籍の説明

「信じる」より「感じる」、そんなゆるやかな宗教の時代へ

日本人の7割以上が無宗教? それは、大きな誤解!
万物に命を感じ、ゆるーく神仏を祀る
縄文から続く日本人の宗教と文化をたどる。

14歳から読める! わかる! カラ―図版満載!!
図解でわかる「世界の宗教と文化」シリーズ登場!

【目次より】
縄文の人々が生きた円環の世界/土偶に何を祈ったか/弥生の人の祖先崇拝/銅鐸の音、呪術師のよびかけ/日本の建国神話がつくられるまで/聖徳太子と在家重視の日本仏教/道教・陰陽道・儒教/「神仏習合」と日本人の宗教観/平安貴族と密教僧と陰陽師/末法意識と来世の地獄/法然が開く専修念仏/浄土真宗の開祖・親鸞/禅と日本人の人間観/法華信仰を広めた日蓮/2度の歴史断絶と宗教文化/明治政府は神道を国家宗教に/高度経済成長期と新しい巨大宗教団体/20世紀末頃から生まれた多くのオカルト教団 ほか

●Part1 日本人の祖先・縄文人の世界
●Part2 倭人と弥生文化の時代
●Part3 倭国から大和へ、そして日本に
●Part4 日本人、仏教と出あう
●Part5 変貌する日本の宗教

【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。

目次

はじめに
日本人にとっての宗教とは? そして次の世代にとっての心の宗教とは
――山折哲雄(宗教学者)

●Part1 日本人の祖先・縄文人の世界
1. 私たちのルーツ 縄文の人々は 海からやってきた
2. 永遠の生命が巡る世界 縄文の人々が生きた円環の世界
3. 縄文の人々の集落での暮らし そこから見える縄文の
4. ホモ・サピエンス共通の聖なる力 地から噴出する神を縄文人もまつった
5. 女性をかたどった土偶に 縄文の人々は何を祈ったのだろうか
6. 縄文の人たちは、信ずる宇宙の姿を 独特な土器のデザインで表現した
7. 1万年続いた縄文時代 そこには平和で豊かな文明があった!?

●Part2 倭人と弥生文化の時代
1. 倭人が稲作技術を持ってこの列島に 海からやってきた
2. 海のかなたに理想郷があるのか? 福の神が海からやってくる
3. 縄文の文化と倭人の文化 反発と融合によって弥生文化が生まれた
4. 水田稲作で農業革命が起こる それが国と王の出現をもたらした
5. 弥生の人の祖先崇拝が 日本人の神への信仰の原型をつくった
6. 銅鐸の音が稲魂をゆりおこし 王国の祖霊に呪術師がよびかける

●Part3 倭国から大和へ、そして日本に
1. 列島の人々の心の地層から 神話の物語が姿を現した
2. 天皇の国の日本 その建国神話がつくられるまで
3. 日本神話の世界①
 高天原の神々によって島々が生み出され 天照大神の輝きで地上世界が照らされた
4. 日本神話の世界②
 スサノオが地上で多くの神を生み 大国主が豊かな国土にした物語
5. 日本神話の世界③
 大国主が天照大神に 中つ国を奪われた物語
6. 日本神話の世界④
 天孫降臨から5 代目のイワレヒコが 大和を攻略し初代天皇として即位
7. 日本神話の世界⑤
 倭姫命が天照大神を伊勢に遷し 伊勢神宮が天皇のための宮になった
8. 日本神話の世界⑥
 大和政権の勢力拡大を表す 日本武尊の地方平定の物語

●Part4 日本人、仏教と出あう
1. いよいよ日本の仏教の時代が始まった
2. 聖徳太子の『三経義疏』から 在家重視の日本仏教が始まる
3. 仏教だけではなく 道教・陰陽道・儒教も流入した
4. 打ち続く国難を脱するために 聖武天皇は東大寺大仏を造立した
5. 「神仏習合」は神も仏も一緒のこと 日本人の宗教観はこうしてできた
6. 平安貴族は怨霊と穢れに翻弄され 密教僧と陰陽師に救いを求めた
7. 日本人の山岳信仰を基礎に 修験道という庶民の宗教が誕生した
8. 動乱の平安末期に末法意識が広まり 人々は来世の地獄にもおびえる
9. 末法の人々を、どうしたら救えるのか 法然は専修念仏の門を開いた
10. 浄土真宗の開祖親鸞は 仏のもとでは僧も俗人も同じとした
11. 禅は「心」を重視し、日本の伝統芸術を生みだした
12. 古来の法華信仰を新たに広めた日蓮 迫害を受け釈迦の直弟子と自覚
13. 江戸時代に「家の宗旨」が生まれ、各宗の制度も確立した

●Part5 変貌する日本の宗教
1. 明治から昭和、2度の歴史断絶で変貌した宗教文化
2. 国民国家の建設をめざす明治政府は
 権威を天皇に求め、神道を国家宗教とした
3. 天皇は大元帥、陸・海軍を従えた
 軍部は天皇の命による戦争の道を歩み出す
4. 帝国は敗れ国家神道は解体 「民主主義」が空から舞い降りた
5. 高度経済成長期の社会変動で 新しい巨大宗教団体が現れた
6. 20 世紀末頃から社会不安が高まり オカルト教団が多数生まれる
7. 風の中に神を感じる 新しい心の宗教のおとずれ

おわりに 
日本人は無宗教ではない 既存の宗派を超えた、日本的信仰がある
――山折哲雄(宗教学者)

参考文献
索引

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著者プロフィール

監修/山折哲雄(やまおり・てつお)
1931 年生まれ。宗教学者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同センター所長などを歴任。著者は『死者と先祖の話』『勿体なや祖師は紙衣の九十年‐ 大谷句仏』『「ひとり」の哲学』『空海の企て』『天皇の宮中祭祀と日本人』『天皇と日本人』など多数。

著/インフォビジュアル研究所
2007 年より代表の大嶋賢洋を中心に、ビジュアル・コンテンツを制作・出版。主な作品に『イラスト図解 イスラム世界』(日東書院本社)、『超図解 一番わかりやすいキリスト教入門』(東洋経済新報社)、「図解でわかる」シリーズ『ホモ・サピエンスの秘密』『14 歳からのお金の説明書』『14 歳からのプラスチックと環境問題』『14 歳から考える民主主義』『14 歳から知る裁判員裁判』(太田出版)などがある。

著/大角 修(おおかど・ おさむ)
1949年生まれ。東北大学文学部宗教学科卒業。地人館代表。著書は『天皇家のお葬式』『平城京全史解読』『全品現代語訳 法華経』など多数。