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ノンフィクション・人文

図解でわかる 14歳から知る人類の脳科学、その現在と未来

松元健二(玉川大学脳科学研究所教授)監修

価格

1,430円
(本体1,300円+税)

判型

B5判並

ページ数

96ページ

ISBNコード

9784778316679

搬入年月日
[?]

2019.4.15
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

電子版発売

2019.4.16-

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書籍の説明

“脳が肉体を捨てる日が来る!?”
脳研究の前途にある大きな別れ道、それは…

脳が認知革命でつくりあげたバーチャルな世界を、
そのまま突き進むのか、いま一度自然と身体というリアルな世界と出合うのか。
人類は、どちらの未来を望むのでしょう。

14歳から読める! わかる! カラー図版満載の「図解でわかる」シリーズ第8弾!!

【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。

目次

はじめに
ギリシアの哲人アリストテレスは、人間の「脳」は心の冷却装置と考えた
21世紀のいま、脳の探求はどこまで進展したのか?

Part.1
脳についての基礎知識
1.「私」とは、頭蓋骨の中の海に浮かぶ重さ1.5kgの灰白色の物体なのか!?
2.脳内では、電気信号を伝達する千億個の神経細胞が働いている
3.神経細胞同士の情報伝達は複雑な電気・化学反応の結果
4.神経細胞間の情報をつなぐ神経伝達物質 このバランスが脳機能を正常に保つ
5.私が私であるために働く大脳は部位ごとに違う機能を分担している
6.大脳のもっと奥、そして小脳と脳幹は生きるために必要な機能をつかさどる

Part.2
発見された脳の歴史
1.悪人は頭蓋骨でわかる!? 骨相学から始まった近代の脳科学
2.事故や病気から発見された脳の様々な領域の仕組みと働き
3.脳は電気で動いている 電気生理学に始まる実証実験の時代
4.脳の細胞を見る技術の登場とニューロンをめぐる論争
5.ブロードマンが示した脳地図が脳機能局在論の道しるべになる
6.神経細胞はいかに情報を伝えるか? 解明された電気と化学物質の連携
7.20世紀、脳を外から見る技術により飛躍的に発展した脳科学
8.血流を画像化する「fMRI」により人の脳内の活動が見えた!

Part.3
知覚と行動と脳の仕組み
1.目が物を写し取り、脳が〝見る〟 複雑な視覚のメカニズム
2.脳はあるがままの世界を見せていない? 視覚の背後にある不思議
3.耳から伝わる聴覚情報を脳が音として認識するまで
4.匂いが感情を揺さぶるわけは嗅覚の伝達ルートが特殊だから
5.「おいしい」と感じる脳 味覚はあらゆる感覚を刺激する
6.全身から感覚情報を集め身を守るために働くホメオスタシス
7.複雑な運動をつかさどる運動野と脳が筋肉をコントロールする仕組み
8.人間だけがもつ言語を脳は連携プレイで使いこなす
9.脳内には膨大な情報をしまう記憶専用のハードディスクはない?
10.ニューロンがつくる記憶のネットワーク記憶は反復刺激で固定化される
11.学習に必要なのは繰り返しリプレイするほど長期記憶になる
12.記憶障害を引き起こす認知症 その脳内で何が起こっているのか?

Part.4
私たちの心と脳の世界
1.脳は「心」をどうつくるのか? 心と体を結びつける「情動」
2.感情を生み出す脳内ネットワークとそれを促すホルモンや神経伝達物質
3.怒りと暴力を生み出す脳内回路に男性のほうがスイッチが入りやすいわけ
4.人が体験した恐怖は、時を経てもPTSDとして人を苦しめ続ける
5.鏡のように反応するミラーニューロン 他者と共感するネットワークの発見
6.妄想と孤立に悩む統合失調症は神経伝達に異常がある?
7.うつ病と双極性障害を引き起こすモノアミン系神経伝達物質の調整不良
8.人づきあいが苦手な自閉症スペクトラム 脳の機能不全がコミュニケーションを阻害
9.注意欠陥多動性障害と学習障害も脳機能のトラブルから起きている
10.私たちを休息と夢に誘い睡眠と覚醒をコントロールする脳
11.やめたくてもやめられない依存症 脳が快感を求め続けるわけ

Part.5
脳研究の未来
1.様々なアプローチにより進展する脳研究 その主要な4つのフィールドとは
2.人間の脳と機械をつなげるブレイン・マシン・インターフェイス
3.「再生する脳細胞」の発見を機に日本で進展する脳の再生医療研究
4.機械脳ニューロコンピュータと脳のリバースエンジニアリング
5.認知科学によって明らかにされる 人間の「意識」や「社会的行動」の仕組み

おわりに
脳が肉体を捨てる日が来る!? 脳研究の前途にある大きな別れ道

参考文献
索引

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著者プロフィール

2007年より代表の大嶋賢洋を中心に、編集、デザイン、CGスタッフにより活動を開始。これまで多数のビジュアル・コンテンツを編集・制作・出版。主な作品に、『週刊ポスト』誌上での連載をまとめた『だから売れた! 』(東京書籍)、『家族を守る!! 放射性物質を除く食事』(綜合図書)、『イラスト図解 イスラム世界』(日東書院本社)、『超図解 ニッポン産業をつくった8人のカリスマ経営者』(ファミマ・ドット・コム)、『超図解 一番わかりやすいキリスト教入門』(東洋経済新報社)、『図解でわかる ホモ・サピエンスの秘密』『図解でわかる 14歳からのお金の説明書』『図解でわかる 14歳から知っておきたいAI』『図解でわかる 14歳からの天皇と皇室入門』『図解でわかる 14歳から知っておきたい中国』『図解でわかる 14歳から知る日本戦後政治史』(いずれも太田出版)などがある。