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ノンフィクション・人文

図解でわかる 14歳からの地政学

鍛冶俊樹(監修)

価格

1,650円
(本体1,500円+税)

判型

B5

ページ数

96ページ

ISBNコード

9784778316808

搬入年月日
[?]

2019.8.23
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

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書籍の説明

好評「図解でわかるシリーズ」最新巻は、
米中関係など冷戦後以来の激変を迎えつつある現在の国際地政的情勢を、
わかりやすい地図とビジュアルでこの1冊に凝縮します。
テクノロジー、資源、人口、自然環境…
これからの時代に不可欠な視点からの、新しい“見取図”です。

目次

●はじめに
地政学Geopolitics =地理学+政治学
「引っ越しのできない隣人同士」が共存するための
理想と理性の地政学は可能だろうか

●Part.1
地政学的危機の現場へ

1 ホルムズ海峡
日本のタンカー攻撃事件は
中東地政学の高等練習問題

2 南沙諸島
なぜ大陸国中国は南シナ海内海化を
強引に推し進めるのか

3 尖閣諸島
習近平の「海洋強国政策」の実験場
中国との果てしない消耗戦が続く

4 米中覇権戦争
アメリカは大陸国家を包囲し
いま中国は、その包囲の突破を図る

●Part.2
アジアの時代の地政学

1 アジアの時代とは
かつて世界の富の大半はアジアにあった
西欧の繁栄は歴史の中の例外か?

2 アメリカの覇権 vs 中国の台頭
世界の地政学的転換点にいる
一党独裁資本主義という大国・中国

3 中国は世界の中心だった
習近平が言う「中華帝国」の
栄光と屈辱の歴史認識を知る

4 中国共産党の誕生
屈辱の日中戦争と内戦に勝利し
中国共産党は共産革命政権を樹立

5 経済大国への道のり
鄧小平が始めた改革開放が起爆剤
中国が世界2位の経済大国となるまで

●Part.3
アメリカの地政学

1 武装する市民
戦い続ける覇権国家アメリカ
その精神のルーツを探る

2 宗教国家
巨大宗教国家アメリカの
神の正義と戦争の正義

3 シーパワー
太平洋を支配することが
海洋帝国アメリカの基本戦略

4 戦略パターン
ただ一国戦い続ける帝国がもつ
不可解な戦略パターン

5 アメリカの資本主義
世界を覆ったアメリカ型資本主義
その特異性と正義の源

6 トランプのアメリカ
トランプ大統領を誕生させた
分断されたアメリカの地殻変動

●Part.4
アジアの現在

1 韓国・北朝鮮
分断と属国化、そして統一の繰り返し
そしてまた統一の時がきているのか?

2 台湾
太平洋のキーストーン
台湾島の人々の選択が地政学を変える

3 フィリピン
南シナ海のバランス・オブ・パワー
アメリカと中国をしたたかに揺さぶる

4 インド1
第二のアジアの大国が中国を超える日はくるのか

5 インド2
21世紀のアジアの時代に
インドのもつ多様性が何をもたらすのか

6 インドネシア
建国以来の多様性の統一を脅かす
イスラム中心主義が勃興

7 シンガポール
21世紀の地政学的キーポイント
都市国家として一歩先を行く

8 ベトナム
ベトナムはインドシナ半島の海岸通り
この半島国家がもつしたたかな強さとは

9 タイ
タイのもつ地政学的優位性は
「中心性」がつくる経済圏と政治制度

●Part.5
混乱するヨーロッパと中東

1 EU
EUは世界第二位の経済圏
しかし28カ国の統合が揺らぎ始める

2 EUの分断
EU統合の理念を揺さぶる
イスラム系移民と台頭する反EU政党

3 イスラムの連鎖
過去の欧米の干渉が招いた
イスラムベルト地帯の危機の連鎖

4 イギリスの三枚舌
現在の中東の混乱の元を作ったのは
イギリス帝国の詭弁の外交政策だった

5 パレスチナ
イスラエル・パレスチナ問題の原因は
ヨーロッパのキリスト教徒にあった

6 イラン革命
石油利権の対立から始まる
米英とイランの戦いと革命

7 アフガニスタン
イラン革命の余波を恐れた米ソが
アフガニスタンで犯した過ち

8 ロシア1
世界最大の領土を誇った大陸国家
ロシア帝国ができるまで

9 ロシア2
ハートランド、ソ連を包囲しろ
冷戦とはリムランドの攻防戦だった

10 ロシア3
プーチンの新ロシア帝国は
エネルギーと宗教が生命線?

11 フセインとイラクの不幸
フセインは、育ててから潰された?
アメリカの中東戦略の錯誤の犠牲か

●Part.6
地政学的思考の基礎

1 海洋と大陸
大陸国家と海洋国家の法則
陸と海、二兎を追う国は破綻する?

2 半島と内海
半島国家は大国に利用される宿命
ただし内海をもてば大国にもなる

3 世界史で検証する地政学の法則① アテネとスパルタ
アテネとの戦いでスパルタが落ちた罠

4 世界史で検証する地政学の法則② モンゴル
モンゴル帝国の世界征服と滅亡

5 日本史で検証する地政学の法則① 日本内海
大和朝廷の興亡を決した瀬戸内海

6 日本史で検証する地政学の法則② 秀吉の朝鮮出兵
秀吉はなぜ唐突に朝鮮を攻めたのか?

7 日本史で検証する地政学の法則③ 太平洋戦争
なぜ日本軍は、大陸と海洋への
壮大な二面作戦を実行してしまったのか

●おわりに
海洋国家日本が選ぶ
平和のための第3の地政学
太平洋ネットワークの起点国家へ

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著者プロフィール

監修/鍛冶 俊樹(かじ としき)
軍事ジャーナリスト。元航空自衛隊幹部。『日本の安全保障の現在と未来』で第一回読売論壇新人賞受賞。著書に『領土の常識』『国防の常識』(共に角川新書)、『戦争の常識』(文春新書)など、監修に『超図解でよくわかる!現代のミサイル』(綜合図書)、『イラスト図解戦闘機』(日東書院本社)。配信中のメルマガ「鍛冶俊樹の軍事ジャーナル」は、メルマ!ガ オブザイヤー2011受賞。

著/インフォビジュアル研究所
2007年より代表の大嶋賢洋を中心に、編集、デザイン、CGスタッフにより活動を開始。これまで多数のビジュアル・コンテンツを編集・制作・出版。主な作品に、『週刊ポスト』誌上での連載をまとめた『だから売れた! 』(東京書籍)、『家族を守る!! 放射性物質を除く食事』(綜合図書)、『イラスト図解 イスラム世界』(日東書院本社)、『超図解 ニッポン産業をつくった8人のカリスマ経営者』(ファミマ・ドット・コム)、『超図解 一番わかりやすいキリスト教入門』(東洋経済新報社)、『図解でわかる ホモ・サピエンスの秘密』『図解でわかる 14歳からのお金の説明書』『図解でわかる 14歳から知っておきたいAI』『図解でわかる 14歳からの天皇と皇室入門』『図解でわかる 14歳から知っておきたい中国』『図解でわかる 14歳から知る日本戦後政治史』『図解でわかる 14歳から知る人類の脳科学、その現在と未来』(いずれも太田出版)などがある。